◆嫌われたくない気持ちは?◆

内田建設

2019年05月09日 17:30

㈱内田建設 朝礼 令和 元年 5月10日(金)
           (参考資料 2011年1月5日青春出版社発行)
      テーマ  他人を知って自分を知る道
◆ 嫌われたくない気持ちは、他人に好かれたい第一歩 ◆

 おはようございます。本日は、今日のタイトルにあるよう「嫌われたくない」気持ちは、他人に好かれたい第一歩というお話しです。
 仕事に対してのモチベーションを上げる要素は意外と単純なもので、まずは「お金を稼ぎたい」と思うことであります。その次に「自己実現」が挙げられるそうで、この自己実現とは「なりたい自分になって人から褒められたい」とか「よく思われたい」と言い換えることができるそうです。
この「人からよく思われたい」という心理は、「承認欲求」と呼ばれるもので、アメリカの心理学者であるマズローという人が説いた「欲求階層説」の5つの段階のうちのひとつとされているのだそうです。
ところが、この承認欲求がどんどん強くなってしまい、「誰からも嫌われたくない」とか「常にいいところを見せていたい」と考えるようになると、これはより強い モチベーションとなるばかりか、かえって マイナスに働いてしまうことになるのだそうです。
たとえば仕事が忙しいにもかかわらず、子供が通う学校での役員を断りきれずに 引き受けてしまい、さらに地域のイベントの手伝いも頼まれ、あちこちに顔を出さざるを得なくなるようなものですが、結局 引き受けたことはどれも中途半端になってしまい多くの人から評価されたいばかりにとった行動が結果的に自分の評価を下げることになってしまうこともあるのです。
こうした承認欲求は誰もが少なからず持っているものですが、これを聞くと私を含め みなさんの中にも耳が痛い人がいるはずだと思います。
ですから、人からものを頼まれるとつい二つ返事で返すことがクセになっている人は、すべてを自分ひとりで背負い込もうとしないで、もっと他の人に頼ることも覚えていくとよいのだと思います。いつまでも自分一人で進めていくのではなく、誰か他の人と協力して取り組んでいくと、新たな気付きを得ることもあるのです。
とにかく、どんな人にも一日というのは、24時間しか与えられていないことを忘れないでおくことが、最も大切なことかもしれませんね。そして、いつも言っていることですが、話すのは自分であっても聞いているのは他人なのです。