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2022年03月28日

◆  防衛と抑止力 ◆

㈱内田建設 朝礼 令和4年3月28日(月)

    テーマ   孫子の兵法に学ぼう

◆  防衛とは国益とは  ◆

 おはようございます。毎朝、テレビをつければ ロシア軍のウクライナに対する一方的な攻撃のニュースばかりが報道されておりますので、本日はそのことについて 触れてみたいと思います。
新聞テレビの報道では、一方的にロシアが そしてロシアのプーチン大統領が徹底的に叩かれておりますが、日本が相対する国において どこの国でも自国の国益というものを最優先に考えております。ということは、何事についても善悪だけではなく 損得でものごとを考え判断がされるという事になります。そこで本当は、私達の考えているような 正義の国なんて一つもないということを普段から頭に入れておかないといけません。 暫く前までは、日本の国家予算の中で一番の無駄遣いが、防衛費であると言われ、日本は戦争を放棄し正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。…………などといった憲法9条における 机上の論理が正義であり正論と信じ 論じてきましたが、どんな些細なことでも 衝突する時は お互いの国の立場や 国益が最優先されるために相手国に対して 我が国は、憲法9条があるので なんて悠長な事を言っているうちに、一方的な攻撃を受け、なすすべもなく占領されてしまえば 属国になり、言葉だって日本語は使用禁止になる可能性もゼロではないという現実が待っているのです。 
そのようなことにならないためには 、どうすればよいのかを知り考えておかなければなりません。 勿論、戦いを起こすということは 最もしてはならない事ですが、もし避ける事のできない 現実が待っている ということであれば、自国が滅ぼされないためにも 戦いにおいて負けないためにも 国の指導者たるものから、リーダーと呼ばれるような人たちは 相手の攻撃を思いとどめさせる力として抑止力を持たなければなりません。その抑止力を持ち、明白に相手に思い留めさせるためにも、世界最高峰の兵法書『 孫子の兵法 』を今のうちに、参考にしながら、学んでおく必要があるのです。

みなさんも一度は耳にしたことのある『孫子の兵法』だとは思いますが、その中でも代表的なものに謀攻篇というものがあり 勝利を見通すための条件の5つがあり、戦う前に勝負は決まる。したがって勝利のための5つの条件を充実させておきなさい。要するに戦う前に勝っておくことが大事なのです。
では、その5つの条件である《孫子・謀攻篇その5》について述べてみると、1つ目として 戦力を検討したうえで、戦うべきか、否かの判断が出来ること。
2つ目は、兵力に応じた戦い方が出来ること。(少数であればゲリラ戦の戦い方)
3つ目は、君主と国民が心を一つに合わせ同じ目標を持っていること。
4つ目は、味方の態勢を万全にしたうえで、敵の不備に当たること。
5つ目は、将軍が有能であって、君主が将軍の指揮権に干渉しないこと。等
これら5つの条件が戦う前から揃っていれば戦う前に勝負は決まる。と言っておりまして 孫子の結論とは、敵を知り、己を知れば、百戦しても危険は無い。敵を知らないが己は知っているという時は、勝ったり負けたりする。敵を知らず、己のことも知らないようでは、戦う毎に大変危険である。と教えております。
 そして、孫子の兵法にある最も有名な言葉である 戦わずして勝つ という言葉については こう解説しております。軍団を降伏させるのが上策であって、軍団を打ち破るのは次善策なのだ。と……。 
戦えば たとえ勝ったとしても損害を受けます。連戦戦勝したとしても、勝つ度に損害を積み重ねていけば、いずれは疲弊していくというわけなのです。
そこで、『 戦わずして人の兵を屈するのは善の善なる者なりという 』最上の勝ち方、真の勝ち方は自らの力を増すことで、戦わずして勝つ体制を作り相手に隙を与えない。という善の善なるものが戦わずして勝つという最善の所以なのだと思います。このことは、先日も申し上げましたが、当社の中に置き換えてみますと、報告、連絡、相談 が大事であり、報連相(ホウレンソウ)が滞ると失敗が起きやすくなるという事を教えてくれております。報連相は下から上にということだけでなく報連相が滞るような時または、皆さんがそのことを感じた時は、上司となるベテランの人から声を掛けてあげてみて下さい。
そうすれば、コミュニケーションも良く取れ、善の善なる者に近づいていけることになれるということを信じております。本日は、毎日のニュースより国防と抑止力について 孫子の兵法 の中から気付きと置き換えのお話をさせていただきました。
  

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2022年03月21日

◆ おてんとうさま理論 ◆

㈱内田建設  令和4年3月21日(月)

テーマ    努力の積み重ね

◆ お天道様理論の実践    ◆

先日、職場の教養の3月号に掲載されていた冊子の中に〝努力の積み重ね〝というタイトルで 誰もが知っている野球選手の松井秀喜さんが日米のプロ野球で活躍された時の心構えについて書かれておりました。
内容は、プロ野球の読売ジャイアンツやメジャーリーグで活躍した松井秀喜さんが20年間のプロ生活で輝かしい成績を残した時の立ち居振る舞い また、その謙虚な人柄と礼儀正しさで、日本のファンからだけではなく、アメリカのファンからも愛される存在であったことが書かれておりました。
現役時代の松井秀喜選手は厳しいトレーニングを自らに課し続けていたのですが、その理由として『 神様は頑張った人や苦しんだ人に、最後は 微笑んでくれるのです。神様は 楽をしている人や、楽をして いい 結果を残そうとしている人、また 投げやりになっている人には、最終的に微笑まないと思う 』と語っておられて 努力を続けてこられたそうです。
この冊子の内容を見た時に 私は、松井秀喜選手の入団会見を思い出しました。同期のライバル達は、早く一軍に上がって3割20本打てるような選手を目指すとか、投手であれば二けた勝てるような投手になるのだ という会見をしている中で、松井選手だけがひとり「 私は将来、子供たちに夢を 与えられるような 選手になることが目標です。」と語っておりましたので それを見て高校を卒業したばかりの少年が あまりにも現実から かけ離れている お話をしていたのに対して「 一体、 こいつは 何を言っているのだ!」という感じがして ならなかったのです。 しかし、今になって 思えば、充分に夢を与えられる選手として巨人軍入団から10年間という 時間経過の中でそれを実現し達成した姿に感動させられました。そして また、再びメジャーリーグに行く前のインタビューの中では、日本人としての 命と誇りをかけて 頑張り戦い抜いてくると いう発言をされていたことにも再び 驚かされました。

そして、最も驚かされたのは そのあとにされた インタビュアーの何気ない質問でした。先程から、謙虚で礼儀正しいとは 言っているものの インタビュアーの質問は 『 松井君って、人の悪口を言わない人だって聞いたけど それ本当?』ってものでしたが、松井選手は その時、迷うことなく『 はい。』と力強く答えました。 私は、この時に 耳を疑いました。こんな事を聞かれて、迷わずハイって答えられる人がいるの?ということに びっくりしたのでした。……えっ、なぜって? だって人の悪口を言わないということは、よく考えてみると言い訳をしないという事なのです。 その後、それは いつ頃ですか?と聞かれると、確か小学校5年生の時に 喧嘩をした友達の悪口を言ってしまった時に 父親からひどく叱られたのだそうです。それからというものは、人の悪口は一切言わなくなったのだと言っております。………ということは、悪口を言わないのだから、失敗しても悪いのは全て自分に原因があるので 言い訳は一切、しないという事になりますね。これってもの凄いことでしょう。

私はよくお天道様理論というお話を、みなさんの前でお話させてもらいます。お天道様が見ているから、こんなことしてはいけないよね。…そうなのです。人を平気で傷つけるということや、嘘をついて人を貶めるという 悪いことは絶対にしてはいけないのです。
それとは 反対にとても誠実で普段から多くの皆さんのために 自分を顧みず 陰日なたなく陰徳を積み 真面目に行動している人が 、運悪く不幸に陥ってしまった時に 助けてあげなければ、二度と立ち上がれないような場面に出会うこともございますが、実はこんな時も お天道様は見ているのです。
そうです……( お天道様というのは、お見通しということなのです。)
そんな時に 嘘も方便といい、天道として また、ここは人の道でもある人道としても思いやりと、優しさをもってでも嘘をついてでも救わなければならないことがあります。……… このことを、私は以前より お天道様理論と考え理解してまいりましたが、松井秀喜さんの誠実な考え方と日々の努力の積み重ねは、このお天道様理論そのものに 基づいたものであったことを本日、改めて確認できたような気持ちになることが、出来ました。
みなさんもこの先、お天道様理論を実践されている 松井秀喜さんのように 志を高く持ち、一生懸命に生き、先程申し上げました お天道様理論というものを理解し、自分だけのためでなく、世のため 人のため 会社のため、地域のため、家族のため にと思う心を広げて お互い一人ひとりが、みんなのために また、みんなが一人のために互恵協力体制の中で、頑張ってまいりましょう。
  

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2022年03月14日

◆ 歴史、知識、経験から ◆

㈱内田建設 朝礼 令和4年3月14日(月)

    テーマ    知識と経験に学ぶ

◆  一振りの修理代のお話  ◆

おはようございます。ここしばらく日本が停滞していると思っていた矢先にコロナにおける衝撃を受け 日本に限らず世界全体の足踏み状態が続いております。そのような中でのロシア軍のウクライナに対する侵略と破壊等、ここ近年類を見ないような状況が発生しております。ロシアにすれば、ソビエト連邦時代に同じ民族であったウクライナという自由主義体制の国に独立されてしまったウクライナが、NATOに加盟される前に、もう一度 ロシア側に戻し中国の共産主義のようにロシアの専制政治の下に置きたいという考え方において、強硬に攻撃を仕掛けウクライナはソ連の崩壊とともに達成された自由主義の独立国を、子供や孫の時代に受け継がせたいという 強い気持ちと信念がそうさせているのです。ここで、知ってほしいことは日本でもそうでしたが歴史は勝者側が本当の真実ではなく、勝者側の都合のいい事実だけに基づき作成されてきているということです。第二次世界大戦でアメリカに敗れて無条件降伏した日本に対しソ連が土足で入って来て北方領土の4島を奪っていきました。そしてその時、日本列島を半分に分け東半分をソ連が西半分をアメリカの支配の下ということになっていたのです。敗戦となれば 世界中どこの国でも国王や支配者達が命乞いをするという中で、アメリカの最高司令官であるマッカーサは、この時神を見たと言いました。天皇陛下と会ったマッカーサが最も驚いたという日本の天皇陛下の一言、それは……『 国民は何も悪くない、悪いのは天皇である私であるので、私は八つ裂きにあおうと どうなってもいいから飢えている国民を救っていただきたい』と申し出たのだと言います。この一言で、マッカーサはこの世に神が存在すると思ったのだと言いました。 また、この国の兵士がたった一人で爆弾を積んだ飛行機でアメリカの戦艦に『天皇陛下バンザーイ 』と言って体当たりをしたことを理解できなったが、ここで、その事実を初めて理解出来たのだと言っております。そしてこの国を分断させ、神様のような『天皇陛下』に手を下そうものなればと考えた時、日本人たちは最後の一人になるまでアメリカに牙をむいてくるだろうと考え、天皇は日本の象徴とし日本(本州)の分断も消えていったのだそうです。
こういったお話は 学校の教科書では、到底学ぶことは出来ませんし、いつの時代も勝者側の理由により歴史が作られていることを知らなければなりません。
このように突然の出来事や変化にも対応を求められる現代の日本人は、学校で学んだ『学力偏差値』だけに頼りすぎると、実社会では全く役に立てなくなり時代についていけないという現実に直面してしまいます。

そしてこういったお話を続けてまいりますと、暗く重苦しい話だけの朝礼になってしまいますと本日の仕事に向かう皆さんが、暗く重苦しい気持ちのスタートにならないように見方を少しだけ変え、『 学校の偏差値教育 』だけでなく、頭を柔軟にするための 考える技術を身に付けていくと面白いですね。という過去にも一度お話をしたことのある知的ショートストーリーを思い出しましたので その時のお話をもう一度 お話してみたいと思います。

エンジンの故障に見舞われて、ある男が 途方にくれておりました。その男は強い日差しが照りつける中、修理工が到着するまで2時間も待っておりました。
そんな中で、修理工は到着すると ボンネットを開けて、ある部分をハンマーで思いっきり 『ガツン!』と 叩きました。
 すると、キュルル、ブルルン、とエンジンが、調子よく回り始めたのです。
男は大変、感心しながら料金を尋ねました。修理工は ぶっきらぼうに答えたと言います。
『100ドルです。』「ハンマーで1度叩いたというだけで、100ドルというのは、高すぎるだろう!?悪いが、明細書を出してくれ!』と……。すると、修理工はメモ用紙を取り出すと、サラサラとペンを走らせビリっと破いて差出しました。
【明細書内訳】と書いた後 ① ハンマーで1度叩いた工賃として…1ドル。 
次に、② どこを叩けば、直るか知っていたこと…99ドル。
笑えるような話ですが、知る者は、知らない者から利益を得ることが出来る。
また、知識および経験によるノウハウには、それ相応の対価が支払われるべきであるという教訓をこの明細書から学びとることが出来るのです。
これは、知識と経験という現場サイドのお話ですが、よく考えてみるとこれも考える技術の一端なのです。こういった知的ショートストーリーの寓話も笑って見逃すのではなく、如何なる場面でも 気付きと置き換えをもって普段の仕事や生活に学んで活かして行きたいものだと思います。
  

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2022年03月07日

◆ 泣き虫先生に学ぶ ◆

㈱内田建設 令和4年 3月 7日(月)

テーマ    言訳は無用

◆  泣き虫先生『仲間を信じて』 ◆

今から、約25年程前になるが テレビのプロジェクトXという番組で 元日本代表のラガーマンの山口良治が熱血先生として、弱小高校であった京都にある伏見工業高校ラグビー部を監督として率いて全国優勝させるまでの過程であった実話を思い出した。
その話を再現してみますと……伏見工高の山口監督は、花園高校に何度挑戦しても勝てなかった時、「自分の学校は公立のため 推薦入学は赦されないし 他の自治体から入学することも出来ない。私立高校のように全国から足の速い、体のでかい、中学時代からラグビーをやってる優秀な選手を集めてこれるなら、俺だって、勝って見せるのに」「伏見工高に定時制がなく、日が沈んで暗くなるまで目いっぱい練習出来るなら俺だって 」「一面のグランドで野球もサッカーもハンドボールも陸上競技も同時にやるしかない。他の私立高校のような専用グランドを縦横に走り回れたらなあ」等と数々の理由をあげて逃げている自分に気付いた。そして、「いまある条件で戦う以外にないのだ」そう決心してからは、見違えるように強くなっていった。江戸時代後期の儒学者である佐藤一斎の『言志録』百十九に、最後頼るものは自分しかないこと、すべては自分から始まることや『言志晩録』十三条の「一燈を掲げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。ただ一燈を頼め」と述べ、掌中の珠を大事にしろと教えているように、社会が悪い。会社が悪い。上司が無能だと不平を言うのは人間の常であるが、そうあってはならない。今あるもので戦っていく以外にないのだ。結局は自分であり、自分を掘り下げ、頼れる自分をつくりあげていくしかない。勝利の秘訣は、山口監督自身にあり、選手一人ひとりにあるのだということを悟ってからの伏見は強くなったのであるといい、そのキッカケとなった出来事についても触れられたのであった。
そのキッカケとは、ある年の夏に山口監督は京都府身体障害者協会の日本海キャンプに、ボランティア活動としてラグビー部員を連れて行ったことである。
車椅子を押したり、着替えをさせたり、食事を手伝ったり、一緒に海に浸かったりと、忙しい時間が過ぎていく中で、海を風呂と間違えて海水パンツを脱ぐ子、着替えの途中小便を漏らし、部員にかけてしまう子、波が怖くて部員にしがみついたまま離れない子、非喜こもごもの三日間であった。そして、最後の夜ボランティアが終わった部員たちは砂浜に車座でキャンプファイヤーを囲んで感想を述べあった。
「五体満足なら何でもない些細なことをしてやると“おにいちゃん、有難う“という言葉が返ってくる。こんな自分なのに、感謝されて恥ずかしかった。もっと何とかしてあげたい」「この子たちは不自由な体と一生付き合わされる。それと比べたら、練習がきついとか、もうラグビーはやりたくないとか、こぼしてばかりいた自分がなんと贅沢ことを言っていたか」「おれが面倒見た子は、食事さえ自分で出来ない。口に入れてやってもまともに噛めず、ぼろぼろこぼしてしまう。自分ひとりでは車椅子にすわることさえも出来ない。五体満足で、跳んだり走ったり、思いっきりボールが蹴れるおれはなんと恵まれているのだということを、しみじみ感じた」 話しながら、選手たちの日焼けした健康な頬に涙が伝わっていく。「彼らのためにも、頑張らなくては」「こんな子もいることを今まで知らなかった」「感謝もせずに過ごしていたら罰が当たる」どの子も泣いている。
一人ひとりの前の砂地に涙の粒が落ちる。生徒たちの話を聞きながら 山口監督もまた(こいつら、教室やグランドでは教えたくても教えることの出来ないことを学びよった。みんなありがとう。そうなんだ。それに気付けば、人間、素直になれる。その素直な心が強さを育むんだ。みんな頑張ろう)と泣いていた。以上のことがキッカケとなり、泣き虫先生で知られる、山口監督のもと全国制覇にまで上り詰めていく強豪 伏見工高の始まりであった。本日のお話はNHKで過去に放送されたプロジェクトエックスと警視庁や神奈川県警、千葉県警、埼玉県警そして、静岡県安全運転管理協会で活躍された 渡辺綱雄さんという方の お話から抜粋させていただいたものであるが、私たちの業界や職場でもうちの会社は中小企業だから、とか三Kだから優秀な若者が集まらないなどと 様々な理由をあげている者が多い中『言い訳は無用』としたいものだと感じた。
  

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2022年03月05日

◆ 今は文明交代期です。◆

地球文明の法則   令和4年3月3日(木)

        テーマ  文明法則の学習

◆  文明交代期に生きる  ◆

 今現在、ロシア軍のウクライナ侵略が連日、新聞 テレビ等報道の主役となり世界を騒がせておりますが、2月の北京冬季五輪開会式に出席したプーチンと習近平が会談した際に今回のウクライナ侵略の筋書きという話し合いが行われていたように感じられてなりません。

ロシアは、ウクライナが同じ民族だからということで、NATOに加盟される前にウクライナを獲り、同様の論法で中国は台湾を獲りにいくという談合が2人の間で行われ ロシアの専制政治、中国の共産主義の体制が現在、世界を動かしている自由主義体制より強くて長続きすると判断し2人のトップは現在の世界地図を動かせるのは自分達であるという自信というか 過信から2人のリーダーは世界中を見渡しても中国、ロシアを相手に喧嘩に出てくる国はないのだから予定通り行くぞ!という行動に出たのではないのかと思えてまいります。
ところで、本日のタイトルの文明交代期に生きると掲げました文明交代期に生きるというお話を少し致します。
実は、800年毎に東西の文明が大きく交代していることをみなさんはご存じでしょうか? なんと地球上の文明というのは大きく東と西に分かれていて、今がその交代期にあたるのです。現象としてはα期800年とβ期800年が合わさって一文明のサイクルは1600年となりますが、今までのデーターから見てみますと800年毎に民族移動が起きていて疫病も流行っているという現象が起きております。したがいまして先程、私が今その交代期にあたると申し上げましたが今現在、民族移動が本当に起きているのか?と申し上げれば少し前に起こったシリア難民の大きな移動や、今回のウクライナの移動、少し前にトランプ大統領が大きな民族移動を恐れ、アメリカとメキシコ国境沿いに大きな塀を作っていたのもそういったことも含まれております。そして、今回世界的に流行っている疫病がコロナウィルスのような気がします。
また、800年毎に世界各地で起こっているという民族大移動を検証してみれば、今から800年前にチンギスハーン率いるモンゴル軍の移動によって繁栄を誇っていたサラセン文明も滅ぼされていまいましたね。さらにその800年前といいますから1600年前はというとやはり、ゲルマン民族の大移動があり、その800年前の2400年前(紀元前400年)にはアレクサンダー大王の東方遠征等とやはり、800年毎に東西の文明が交代されてきているのです。したがいまして、」私たちは、これらに学び何をすればよいのかということですが、今、申し上げました文明法則史学というのは私が、20年程通い続けている松下政経塾の1期生の林英臣さんの興した東林志塾での学習の学びの中から申し上げたものです。現在は、私も副塾頭という立場で 林先生と接しておりまして、林先生が申すのには現在の地球はアメリカを中心とする資本主義が経済発展をさせてきたが、あくまで、それは覇道主義であり王道とか天道、和道でなかったことに行き詰まりがあるのだと仰っております。
因みに現在のアメリカは残念ながら資本主義ということを前面に出し過ぎの 金儲け第一主義の覇道主義であり、残念ながら王道主義ではございません。

従いまして、経済性だけが 前面に出すぎておりましてそこから、西洋文明の崩壊が始まり文明交代期の中で東洋文明と変わらざるを得ないような状況となってきているなだと思われます。
分かりやすくいうと座標の軸に例えまして、縦軸に道徳を用い横軸に経済という形にしてみます。資本主義経済の良いところは頑張った人が頑張れた分だけ成長していくことですが、経済性だけの縦軸を重視するが故、道徳性がどんどん失われ自分だけ良ければいいのだ。と言う現象が出てくるようになり悪い事をしたりするものも出たり、争い事も多くなったりしてまいります。
それが、双方の国益だけを考えた時、他国との衝突となり現在の中国、ロシアの覇道主義と何ら変わらない状態になってくるのでは?と考えられるでしょう。
では、この先 日本はどうすればよいのかと申し上げますと地球を覇道の世界から和道の道へと導いていくというリーダーシップを発揮していかなければならないのだと思っております。自分だけ良ければよいという覇道ではなく先ずは人としてどうか正しい道を歩んでいるのか? また、それは向き合った対人に対しても思いやりを持って接することが出来ているのか?などということを自問自答しながら、経済性においても頑張って伸ばしていくことが肝要でなければいけません。
冒頭に中国、ロシアのことを非難するように述べましたが、私の会社の応接室には、日本地図を反対にして 南を上にして北が下になる日本地図を貼ってございます。これは、日本側から見た中国、ロシアではなく中国、ロシア側から見た日本でございます。ロシア大陸や中国大陸から太平洋という大海原に出ていくにあたり日本列島が如何に邪魔をしているのかが、立場と見方を変えた時によく見えてまいります。 勿論、私達は日本人ですので日本の国益を第一に考えなくてはなりませんが、先程申し上げた経済性だけでなく道徳性も考えて王道を歩んでいくという気持ちでなくてはなりません。
日本だけが、第二次世界大戦で被爆を受けてしまった唯一の被爆国なのです。したがいまして、アメリカから言われて中国、ロシアが制海権を奪うために進出してくる時にアメリカの防波堤になるだけでなくまた、中国、ロシア側からアメリカ側が攻め込んで来る時の中国、ロシアの防波堤にされてしまうのではなく、世界唯一の被爆国として核兵器の恐ろしさを広く世界に示し伝えることにより、相撲で言うならば、行司役として軍配を手にすることが 出来るぐらいの覚悟と本気を持って文明交代期に主役に躍り出ていくらいの国にならなければなりませんね。
時代は、今、この地球上で文明交代期にさしかかって西洋文明から東洋文明に変わろうとしております。 文明の法則をしっかりと学習をし理解したうえで日本人が、これから来る東洋文明の主役としてリーダーシップを発揮していかなければならないと感じております。
  

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2022年03月02日

◆ 今の乱世を共に生きる ◆

㈱内田建設 朝礼   令和4年2月28日(月)

テーマ  未来に向い一緒に歩む

◆  乱世を勝ち抜くために  ◆


おはようございます。先週の朝礼では、天地人として 戦国乱世の時代に名を馳せた直江兼続のお話をさせていただきましたが、現代は刀で斬り合うという命のやり取りはないまでも経済活動においては、まぎれもない乱世なのです。

その乱世を生き抜いていくためのトップには、リーダーとしての人を育てる指導力や人間力が必要となってくるが、軍師的な視点なり 思考というものが、重要な意味を帯びてきます。その軍師的な視点・思考というのは、新しい時代を見通し、分析しさらに積極的に乗り越える力を与えてくれる柔軟な発想能力のことなので人心掌握に不可欠な『情』の管理と、信賞必罰を用いた『知』の管理を加え、頑張って成果を出せば賞が貰えることを示し、部下が才能を尽くして働けるようにしていかなければなりません。また、失敗や罪があれば必ず罰し例外をつくらないことを示さなければなりません。
そのようにして トップの威厳を保っていかなければ、命のやり取りは ないまでも乱世を勝ち抜いていくのは困難になってくるであろうと考えられます。

この発想は、韓非子の中にある 人を動かす『 7つの術 』として 以前にも話したことなので、当社に入社以来5年以上経過している人には おさらいとなるかもしれませんが、今も昔も人を動かす人の極意は「智」と「情」の他にも「意」というものが存在してくるということも、付け加えてみるとよくわかります。

みなさんもご存じ夏目漱石の『草枕』に出てくる人間のありようを 表現している言葉で表しますと『智に働けば角が立つ、情に棹させば流される、意地を通せば窮屈だ、兎角この世は住みにくい 』と この住みにくい世の中を『 智・情・意 』それぞれに、時と所と人物を再現しているものであり、これらのことをよく理解してみたうえで、陽転思考(プラス発想)として、自分の中に眠っている素晴らしい自己を見つけ出し、今ここで 真剣に考えて自分たちの未来が、…。たった 一度しかない人生(俺の人生、私の人生、)を、ここで働けて 本当に良かったと思える道が開けるように、この先 皆さんと一緒に努力して学び一緒に働き、一緒に 歩んでいきたいと考えております。
  

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