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2019年05月21日

◆ 人付き合い三箇条 ◆

㈱内田建設 朝礼 令和 元年 5月21日(火)

     テーマ    社会を生き抜くために

◆ 謙虚・信念・慎重  ◆


 おはようございます。唐詩選という書物がございますが、中国は唐の時代に寒山という僧がいて天台山を訪れ豊干(ぶかん)に師事を受け、人間のお付き合いに関する 心得についてこう述べたといっております。

 人の悪を攻めるを用いず。己の善を誇るを用いず。之を行うときは則ち行うべく、之を巻くときは、則ち巻くべし。禄厚ければ責めの大なるを憂い、言深ければ交わりの浅きを 慮る。

これは、現在に例えるのであれば職場における人付き合いの三箇条となります。
他人の欠点をとがめたり、自分の長所をひけらかしたりせず、つねに謙虚な態度で人に接することが第一なのです。 だからといって 何事によらず他人に迎合するようであってはなりません。主張すべきことは堂々と主張し 容れられなければ潔く職を退くだけの 強い信念の裏打ちが必要で これを 第二だともいっております。
そして、第三には、慎重さでありまして地位が上がったらそれを鼻にかけるというのではなく責任の重さをいよいよ自覚しなければならないというのです。
また、大切な話を本音で語らなければならない時には、相手がそれに値するだけの深い関係にあるのかというところまで、考えなければなりませんと言っております。

 この三箇条を忘れずにいれば、子供であっても成功するのであろう。と寒山は言ったそうです。寒山の経歴を語るときには、役人として二代の皇帝に仕え結局うだつが上がらず終わってしまったということですが、その時の苦い体験が生んだ忠告として、坊主の説教などでは感じることの出来ない説得力を感じさせております。



Posted by 内田建設 at 07:03│Comments(0)
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