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2019年06月05日

◆ 九割は五割の心がけ ◆

㈱内田建設 朝礼 令和 元年6月6日(木)

      テーマ 中国古典 戦国策に学ぶ

◆  行百里者半九十   ◆

おはようございます。今から ちょうど 二年程前の朝礼の中で、私が皆様にお話をしました 『 百里を行く者は九十を半ばとす 』というお話を覚えておりますか? 中国古典は 戦国策に出てくるお話しでありますが、名君の誉れ高い唐の太宗は、政治の心構えについて次のように語っておりました。

「国を治めるときの心構えは、病気を治療するときの心がけとまったく同じなのです。病人というものは、快方に向かっているときこそ いっそう用心して看護に当たらなければなりません。つい油断して、医師の指示を破るようなことがあれば、それこそ命とりになりかねません。

国を治めるに当たってもこれと同じ心構えが必要なのです。天下が安定に向かっているときこそ最も慎重にしなければならないのです。」 百里の旅をする者は、九十里まで来た時点で、旅程の半分に達したくらいのつもりでいることが大事なのです。と言っております。

 日本の書物『徒然草』にも高名の木登りといって、木登り名人の話がございます。
当社の朝礼でも、安全について語る時にですが、時々 私がこの話を持ち出したりいたしましたが、木登りの名人は、木登りをする時どこに気を付けるかというと、登り始めでもないし、木の上に達した時でもない。降り始めて下の方に来た時、はじめて「気をつけろ」と声をかけるのだと言っております。

 政治にかぎらず、仕事でも、人生でも、同じことが言えます。大きな仕事をする者は、最後のツメをおろそかにしてはいけないのです。

 「九割は五割」の心がけだと思って事にあたりなさい。それが、百里を行く者は九十を半ばとす ということなのです。



Posted by 内田建設 at 16:05│Comments(0)
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