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2019年06月12日

◆ 禍転じて福と為す ◆

㈱内田建設 朝礼 令和 元 年6月12日(水)

      テーマ   故事ことわざから学ぶ

◆  禍を転じて福と為す  ◆

 おはようございます。本日 お話し致しますのは、みなさんの間でよく使われている故事諺に『 禍を転じて福と為す 』という言葉があると思いますが、
この諺と申しますのは、周という国の安王( 紀元前402に即位 )から秦の始皇帝にいたるまでの約250年間にまとめられた権謀術策を12か国に分けて書いた書物のことでございまして正式には、智者の事を挙ぐるや、禍を転じて福と為し、敗に由りて功を成すものなり。
というものでありまして意味を申し上げますと、智者が仕事をするときには、禍に見舞われても、それをうまく処理していい結果をもたらすように取り計らい、仮に失敗しても、それをバネにして成功を勝ち取るのだというものでして、なるほど、これができるのならば、智者といってもよいのかもしれないと述べております。

思うに、禍には自然災害のように降りかかってくるものと、「身から出た錆」といわれるように自ら招いてしまう禍の二種類がございます。
自然災害のような禍は防ぐことが出来ません。しかし、そういった災害にも備えることは出来ます。備えを忘れなければ、禍も最小限に食い止めるということは出来るのです。
問題は、自ら招いてしまう禍なのですが、私にとっても みなさんにとってもこれが結構多いのではないのでしょうか? 禍を招く原因は、たとえば口が、軽かったり、することが軽はずみであるなどと、いろいろ考えられます。

ですから、常日頃からそういうことに気を付けて禍を招かないようにしておくことが最善の策であることはいうまでもありません。
不幸にして禍が起きてしまった時には、その原因を究明して取り除くようにしておくことが賢い人間として生きることなのだと この中では述べております。その言葉を『 禍を転じて福と為す 』として中国古典の名言、名句として多くの人々に語り継がれてきております。



Posted by 内田建設 at 19:18│Comments(0)
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