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2020年07月10日

◆ 論語に親しんで学ぶ ◆

㈱内田建設 朝礼  令和2年7月10日(金)

テーマ    論語に親しんで学ぶ

◆ 子曰、与に言ふ べくして之、与言、失人。 ◆

 おはようございます。本日も生き方としての基本である 論語について親しむよう少しだけお話いたします。衛霊公第十五に出てまいります原文の書き出しを読んでみますと… 子曰く与(とも)に言うべくして之と言わざれば、人を失う与(とも)に言うべからずして之と言えば、言を失うという書き出しから始まりますが、意味を申し上げますと 要するに「言うべき時に言わないと、人を失うし言うべきでない時に言うと言を失う」ということで信頼できる人には真実を話しなさい。そうでない人に真実を話すと災難が起こりますよ。ということを言ったものです。
 大事な時に何も発言をしないのは卑怯であって信頼を失いますよ、それと機が熟さない段階で勝手に発言すると、「失言問題」を引き起こしてしまうかもしれません。ということなのです。要するに言うべき時というのは、我々のトラックなどについている『TPO』のスイッチと同じでTPOを入れるタイミングを間違えないように考えて下さいということなのです。
一つの例え話として『出会い』のチャンスを逃すなというお話を紹介いたします。もうこの話は 何回も聞いたことのある人もいるかもしれませんが、徳川家の剣術の指南役である柳生家には、『 小才は縁に出会って縁に気づかず。中才は縁に気づいて縁を生かさず、大才は袖すり合うた縁をも生かす 』という家訓がございます。折角会合に出て素晴らしい人と親しくなれるチャンスを逃がして しまったり、誰 彼となく出席者全員に名刺を配って 失笑を買うのもいただけないお話で、その極意をしっかりと掴み心得ていい人との出会いをものにしていきなさいというものです。
  それと、もう一つは違う説で問題が生じた時は、信頼する人には秘密の部分も含め真実を話しておくことのすすめというお話です。あとで、「あいつは水くさい」「あいつは俺を信用していない」と言って離れていってしまうおそれがあるというのです。また、それと反対に信頼する価値のない人に、うっかり秘密を漏らしてしまい、失言問題として 大きな災難が起こってしまう可能性があるので、その見極めが大切ですよというお話です。
言葉は人なり、と言って 言葉づかいによって周りを愉快にも不快にもしてしまうものです。論語に親しみながらも、みなさんで生き方の勉強をしていきましょう。



Posted by 内田建設 at 07:52│Comments(0)
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