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2020年07月14日

◆ 仁者の失敗時対応 ◆

㈱内田建設 朝礼  令和2年7月14日(火)

     テーマ  論語に親しみ生き方を学ぶ

◆  子曰人過也  ◆

 おはようございます。今週も先週同様、論語に親しみながら人としての生き方について論語に学びながら、お話してみたいと思います。
 タイトルにあげてございます『 子曰く人の過ちや、各々そのたぐいに於いて過ちを観れば、ここに仁を知る』というお話がございますが、これは失敗の対応の仕方でその人の優劣が判定されるというものです。と説いております。
 「人は山につまずかずに、蟻塚につまずく」という中国の言葉があるようでして、人間は誰でも過ちというものをおかします。
それも、大きな失敗よりは、小さな失敗をというのが、誰でも経験するところでして、孔子はたくさんの弟子に囲まれ、弟子たちの失敗を数多く見てきたせいか、こんな面白いことを言っております。「過ちというものは、その人らしい過ちをする 」と、「 せっかちの人は、あせって失敗をし、鈍感な人は折角のチャンスを見逃して失敗をする 」そして、その責任の取り方で、その人の優劣がわかってしまうのだと申しております。
孔子は、それに関連し部下の失敗に対する上司の対応の仕方で、その人物が「仁者」的であるかどうか、それを判定することが出来るとも述べております。

 感情的に叱り飛ばし、上司としての責任を回避する人物なのか、それとも二度と同じ間違いが起こらないように、適切、冷静に対応した人物なのか、それによって自然にまわりの判定が下されるという事なのです。

これを、学而第一から始まり堯日第二十まである論語という書物の中において 里仁第四の中において 過ちは、その人らしい過ちをするだから、その失敗の対応の仕方で人柄、能力などが判定される「仁者」は失敗をおそれないと言って説いてくれております。孔子の名言は、2500年以上経った今でも新鮮に感じられますね。人としての道を外すことなく私たちに語り継がれる論語をもっと愛し、親しみ、生き方の基本というものを、我々も仕事を通じて、これからも、学んでまいりましょう。



Posted by 内田建設 at 10:12│Comments(0)
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