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2021年02月18日

◆ リーダーシップとは ◆

㈱内田建設 朝礼  令和3年 2月18日(木)

       テーマ   人の信頼とはについて

◆  項羽と劉邦からの学び  ◆

 おはようございます。さて、みなさんは何年か前に『四面楚歌』のお話を 私から 朝礼で聞いたことがあると思いますが、覚えていらっしゃいますか?
「まわりが敵や反対する人ばかりで、味方がいないこと」という意味で孤立無援の状態のことです。中国は楚の項羽が、四面を囲む漢の劉邦軍の中から楚の歌を聞き、楚はすでに漢に降ったのか、驚き嘆いたときの故事のお話でしたね。
 本日は、その項羽と劉邦のお話の中から『人の信頼』についてお話をしてみようと思います。 

漢の高祖が 項羽と天下を争っていた時、最初は 項羽の勢いが強くて押され気味でありましたが、その時 漢の知謀の士といわれる 陳平が、謀りごとを用いて 項羽の軍師である范増や 主な将軍たちが 漢に通じているという噂を流し始めたのです。
すると、項羽は最も側近にある軍師の范増や将軍たちを疑い始めたのです。
そのために、当代一の軍師と謳われた范増は 憤慨し項羽を見限って去ってしまったのでした。
そして、これを境に優勢を誇っていた項羽もしだいに退勢に陥るようになり 先程 申し上げました四面楚歌の状態に陥り敗れ去るという結果になったのでした。

後に高祖である劉邦は、項羽の敗因について『 自分は、部下を信頼して部下の力を上手く使うことが出来たが、彼は当代一といわれる側近の范増を 噂に惑わされ信頼することが出来ず、使いこなせなかったことにある。』と言っております。
誰もがそうであるように こちらが相手を信頼できなければ、相手からも信頼されることなどあろうはずもないのです。人の信頼とはそういうものなのだということを劉邦に学んでおきたいものですね。心配という言葉がございますが、これは心配りと書きます。事が起こると不安になってしまう事を我々は、心配という言葉で言い表しておりますが、本当の心配はもっと心配りをしていくことなのです。そして、私の社長としての最も大切な仕事は みなさんが不安に思えることを引き受けその問題を解決していくところにあるのです。
人の上に立っていく社長(リーダー)の本来の仕事とは、心配事引き受け業、問題解決業ということなのですね。
そして、そういうところから人の信頼関係が構築され、よい組織となっていくのだと思います。以上が 項羽と劉邦を読んでみて、私の感じた感想ですが皆さんも、一家の主として地元自治会の役員として、そして何よりこの会社においてそれぞれの立場で頑張っていただけることをお願い申し上げます。



Posted by 内田建設 at 09:30│Comments(0)
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