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2021年03月05日

◆ 心の的を外さないで ◆

㈱内田建設 朝礼 令和3年3月5日(金)

      テーマ 人はちょっと得することに弱い

◆ たかがフルーツ、されどフルーツ  ◆

おはようございます。もう20年近くも前から私の通う勉強会に松下政経塾の姉妹塾で東林志塾という人間学を学ぶ人間道場が浜松にございますが、そこの学頭にあたる松下政経塾第一期生の林英臣さんのお話からの学びを少しお話したいと思います。
本日のタイトルに書いたように、林先生のお話の問いかけは、もしもこういうことがあったとしたら、あなたは平気でいられるだろうか?というものでしてグループで喫茶店に入り、全員が同じフラッペを注文したところ、自分の分だけメロンがついていなかった時の対応について話されておりました。メロンといったって、たった一切れの添え物です。一口で食べ終わってしまう程度のごく小さなフルーツにすぎません。
でも、「自分だけ無い」という事実を、あっさり受け止められるかどうかというお話なのです。まあ、気付いた瞬間はガッカリするものの、しばらくすれば、落ち着きを取り戻せるのでしょうが、こういう時に限って一緒にいる仲間達はよく気付いてくれ、「あれっ、おまえのメロンないじゃん」そう言われた瞬間に、せっかく整理しかけた気持ちが乱れてきて心が波打ってきてしまうのだといっているのです。そして、小さな出来事に過ぎないのに、自分だけとても損をしたような貧乏くじでも引いてしまったような憂鬱な気分に陥っていくから不思議であり、これを、たかがフルーツ、されどフルーツだと言っていたのです。
これと反対に自分だけ、特別にメロンが二つ入っていた場合は、得をした気分になりとても嬉しいものだが、このお店に対する満足度がずっと続いていくのかと思えばそうでもなく、自分だけ得をしたことは嬉しくても直ぐに忘れ去り、自分だけが『損』をさせられたことは、恨みに思っていつまでも覚えているというのが、人間の心理であると話されておりました。
我々、建設の仕事は喫茶店で出されるフルーツや、ラーメン店で出されるチャーシューなどとは、異なるが こういった人間の心理というものをしっかりと掴んで仕事に望まないと扱う金額、お客様の満足度を考えた時、同じようなことが起こってしまった時、とりかえしのつかない事態が予想されると思う。ゆえに、たかがフルーツ、されどフルーツの教訓から学ぶべきものは大きいのかもしれません。要するに心の的を外す人になってはいけません。反対に心の的を射る人になりなさいということを教えてくれていたのです。



Posted by 内田建設 at 07:43│Comments(0)
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