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2021年04月13日

◆ 感謝で心が豊かになる ◆

㈱内田建設 朝礼 令和3年4月12日(月)

       テーマ 感謝して生きる

◆ 『ありがとう』と『おかげさま』 ◆
 
 おはようございます。当社の経営理念として掲げてあるものが三つございます。その一つ目が人づくりでありますが、その中に書かれております第一に礼節を重んじ心の鏡を磨き、一点の曇りなき澄みきった気持ちになるようと続いておりますが、これは感謝して生きるための心の状態を整えるための意識の在り方のコツについて述べたものです。
心の鏡を磨き感謝して生きようと考えただけで、毎日が感動できる準備段階に入り感謝にあふれてくるのではないのでしょうか? そんな毎日をちょっと想像してみて下さい。家族がいてくれて毎日がささえられているな、ありがとう。
社員が、ちょっと成長した姿が見られた、ありがたい。今日も健康で仕事ができているので、とてもありがたい。社員のみなさんがそれぞれ立場で、それぞれの役割を果たしてくれているのがとても、ありがたいと思える。
そのような感謝し感謝される豊かな循環の視点で生きていくことができれば、どんなに、心ゆたかに生きていけるのだろうと思える。

何年か前に、仏教の寓話の中にある口と鼻の喧嘩のお話をしたことがある。
話の内容は、口が鼻に文句を言った。「俺は、1日3回の御飯を食べて体を養っているのに、顔の一番下にいるのはおかしい」すると鼻だけに「ふふん」と笑い「 1日3回くらいで、お前は えらそうなことを言うな! 俺は24時間も息をしているんだぞ!だから、俺の方がお前より上だ!」そう口と鼻が言い争いをしていて、ふと上に目があることに気が付いた。
「 おいそういえば、目は何もしないで、俺たちを見下しているだけじゃないか 」それなら ということで 二人で目に文句を言いに行くことになり、目に文句を言うと目は「口が偉そうなことを言うな、食べて良いものと悪いものと見分けてあげるのは俺だぞ!」「 鼻も偉そうなことを言うな、俺が高いところで見張ってやっているから、お前たちが車にも はねられないで、生きていられるんじゃあないか 」「口がそんなに上に行きたかったら、頭のてっぺんに行け、そうなると味噌汁はどうやって飲むんだ?」と三人で言い争っていると、上に眉毛があることに気が付いた。
「眉毛は何もしないで、朝から晩まで 寝たままだ、あんな しょーもない奴は おらん」と三人で文句を言うと眉毛は「私は皆様方の働きに心から感謝します。」と言ったのだそうです。 これは何が言いたいのだと申し上げますと、口だけでは生きていけない鼻だけでも、目だけでも生きていけないそれぞれが大切な役割を持っているという教えだそうです。 
もっと言い換えますと、お年寄りだけでは 生きていけない、若い人だけでも生きていけない、男だけでも女だけでもだめ、それぞれが大切な役割をもっているのだということなのだそうです。先程、眉毛が言われたように かげになって働いてくれているものに敬意を払い丁寧に『お』をつけて、さらに、『さま』をつけて おかげさまとなるのだそうです。
このお話は仏教の「おかげさま」という寓話でありますが、本日のタイトルにあげましたように「ありがとう」という言葉についてお話させていただきますと、1月1日、年の初めの「初日の出」を拝む人はたくさんいるけれど、12月31日の「最後の夕日」に手を合わせる人は殆どいません。
これも、お願い事ばかりで感謝の気持ちを忘れてしまっているようですね。
如何でしょうか?「 ありがとう 」と「 おかげさま 」どちらも大切に胸に秘め感謝して「 心豊かに 」生きていきましょう。みなさんが あたりまえに考えていただければ、分かるというお話ですが、周りの人に対する あたりまえの感謝が出来なくなっている今だからこそ、もう一度 心のリセットボタンを押してみて下さい。



Posted by 内田建設 at 14:31│Comments(0)
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