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2021年06月28日

◆ 人を育て困難を乗り切る ◆

㈱内田建設 朝礼 令和3年6月28日(月)

     テーマ  リーダーとしての心構え

◆ 人を見る目は、長所7割 短所3割  ◆


おはようございます。本日も経営の神様と謳われた松下幸之助翁のノウハウの中から、松下政経塾4期生の小田全宏さんという人が話された人を見る力は長所に7割、短所に3割使うのがよいというお話です。
「 人が成果を上げるのは 弱みではなく 強みによってである」ということは、わかっていながらも 人を見る時につい 弱みや、欠点にばかりに 目がいってしまうのが人間であると小田全宏さんは言っておりました。
事実 他人の欠点をあげるくらい人間にとって 簡単なことはありませんね。しかし、短所ばかり見ていると人は育たなくなるし、仕事を任せることも出来なくなってしまうのです。 当社に置き換えてみると社員や同僚の短所ばかりを見ていたら、安心して その人に頼むことが出来なくなってしまうし、仮に任せたとしても「失敗しないだろうか」と心配で 気が休まることはないでしょう。
それよりも長所や才能に目を向けるようにすれば、「あいつならやるだろう。あいつは、こういういいところがある。また、こんなことが上手いから任せてあげて大丈夫だろう。」と、思い切って任せてみることが、結果的に任された方も意気に感じて、力を養い大きく成長することが出来るというのです。
勿論、欠点があれば その欠点を直す努力も必要ですが、当たりまえのことを当たりまえにやるためには、『 長所を見るのに7の力を使い、欠点を見るに3の力を用いてこそ仕事を任せることが出来る 』 人を育てることが、できるのだと改めて学ばなければならないと思えました。
そして、思うだけでなくこの先の困難を越えていくには実行あるのみとしなければなりません。学べば学ぶほど、まだ学んでいないことの多さを知っていく訳ですが、中国の明の時代に行動哲学の大家である王陽明は、知ることと行うことは一つである「知行合一」を唱えました。知ったからには行わなければ意味はなく、行動して初めて知識は完成するという思想で、これこそが胆識レベルの知となることを伝え、幕末に活躍した志士たちは、吉田松陰に『松下村塾』でこのことを学び、明治維新を成し遂げました。人から話を聞いたり、本で読んだりすると知識になります。その知識をさらに勉強し、人に教えたり説明すると見識に変わります。そして、腹を据えて行動に移すことで『胆識』となるのです。
長所7割、短所3割で人を育てるというお話も 実行出来て、『 知行合一 』となるのです。



Posted by 内田建設 at 07:14│Comments(0)
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