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2021年08月23日

◆ 嬉しい一言を学ぶ ◆

㈱内田建設 朝礼 令和3年8月23日(月)

      テーマ   褒めることの大切さ

◆  嬉しい一言  ◆

おはようございます。本日お話をしますのは 『 嬉しい一言 』と言って一般社団法人 倫理研究所発行の 職場の教養 という冊子の8月13日(金)の所に掲載されていたお話ですが、そのお話を読んでみると人間本来の喜びに気付くことが出来ます。
それでは、そこに書かれていた『うれしい一言』という文面を読んでみます。

久々に小学校三年生の孫がAさん宅に遊びに来ました。Aさんは、庭の草刈りを頼んでみました。孫はすかさず「僕手伝うよ」と快く引き受けてくれました。
〈 話し相手にでもなればいい 〉と思っていたAさんでしたが、意外にも孫は、てきぱきと働き、大いに助けられたのです。そこでAさんが「助かったよ、ありがとね。よく頑張ったね」と孫を褒めました。すると、「僕は褒められるのが大好きなんだ」と言ったのです。隣にいた妻と顔を見合わせて、思わず笑ってしまったAさんでした。子供が褒められてうれしく思うのは、ごく自然なことです。もちろん大人でも褒められればうれしいものです。誰かに褒められて、やる気の湧かない人は、いないのではないでしょうか。私たちは〈頑張ってほしい、良くなってほしい〉との思いから、身近な人へ苦言を呈することがありますが、時には視点を変えて、相手の良さや努力している姿をありのままに見つめ、褒めるという行為がとても大切なのだと書かれておりました。

 この冊子に書かれておりました『 嬉しい一言 』を読んでみて 私は以前にもみなさんの前で お話をした喜びの三段階のお話が頭に浮かびました。

もともと人間には、喜びには三段階があるのだと申し上げてまいりました。赤ちゃんとして生まれた時、お腹が減ればお母さんからおっぱいをもらう、おしめが濡れた時、換えてもらうという、まず何かをしてもらうという『 してもらう喜び 』の段階です。
次にくる第二段階は、はいはいが出来るとか、何かにつかまって立って歩くことが出来るという『 できる喜び 』の段階です。
続く三つ目の段階は、『 人が喜んでくれることを 自分の喜びとする 』という段階になり、こういう利他の感情は 人間だけが持っているのだそうです。
人間は他人が喜んでくれるから自分を確認できるので、誰かのために役立っている。誰かに喜ばれているという喜びによって、自分がこの世に存在している意味、価値、役割というものを確認していくのです。
誰かに認められている、必要とされているということほど、人間として生まれて嬉しいことはないのです。一歳を超えるか超えないかの頃に何か身の回りの物を親のところへ持っていく。親は『どうもありがとう。』と言って受け取る。そうすると、その小さな子供は何か物を親のところへ持っていくことで親が喜んで褒めてくれることを学習していくのです。そういう相手の喜ぶ様子を見て自分の喜びとし、そこに幸せを感じることが出来れば、人間として豊かな、世の中のお役に立つ人生が開花していくということなのです。
ところが、成長過程で往々にしてそういう感情を無視されたり、「余分な事はするな」とばかりに抑圧されると、本来 人間だけが持っている三つ目の喜びが開花せず、人のお役に立とうとする感情がしぼんだまま、偏った性格の人間になってしまうのです。ここに、今の教育の根源があるのかもしれませんね。
本日、職場の教養の中から感じ 学びました『 嬉しい一言 』から褒めることの大切さと『 喜びの三段階 』の三つ目の喜びの教育を頭に入れて それぞれのご家庭で またこの会社の中で これから、未来に向かって 世の中のお役に立てる人間を育てていこうではありませんか。また、自分も今迄に出来ていなかったことに気が付いたのであれば、今から そうしていきましょう。
人間は、今から 過去の事実を変えることは出来ませんが 今から真剣に生きていけば、未来は変えることが出来るのです。そして、過去は変えられなくても今 頑張って未来を変えることが出来れば、今からでも過去の意味は変えられるのです。 そう ″今 ″という字は、息する ″い ″と、息する″ま ″の今(いま)なのです。
そう思ったら、早速 『今』から 全員で力を合わせ よりよい人生にしてまいりましょう。



Posted by 内田建設 at 06:24│Comments(0)
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