› 内田建設のBlog › ◆  論理性、情緒性、実現性 ◆

2021年09月01日

◆  論理性、情緒性、実現性 ◆

㈱内田建設 朝礼 令和3年9月1日(水)

テーマ   心の的を射る人になるために

◆ 皆が納得する理屈が必要 ◆


 おはようございます。何年か前に朝礼の席で心の的を射る人と外す人というお話しをしたことがありますが、覚えていらっしゃいますか?

これは、浜松の地でもう20年も前からになりますが 松下政経塾第1期生の林英臣学頭から、東林志塾で 政治家や経営者のために講義いただいた話をもとにお話させていただきましたが、林先生からお聞きしたお話をまとめたものですので、多少 難しい点が出てくるかもしれません。しかしながら いつものように 私の話を聞いている時の みなさんの頷き方を見て私なりにお話をしてまいりたいと思います。

それでは、その中で すべては説得の成功のためといい 韓非子や葉隠、論語などの話を喩え話に出してみたりして、押してもだめなら引いてみるのも相手を説得するには必要ですねというお話しをさせていただきましたことを思い出しながら お話をいたしますが、その時お話した中で、皆が納得するためには、それなりの理屈が必要です。と申し上げさせていただきまして それを引き出していくには三つの要素が必要となってきますと申し上げました。 

 その三つとは第一に論理性です。論理性には、まず頭で理解してもらうための 普遍性というか 客観的な説明、理屈が必要となってまいります。どんなことにも反発する人。あるいは、あいつが提案することにはとにかく反対しよう、と対立的な人もいる。そういう中で事を進めるには、皆が「そうだ」と納得できる客観的な理由がほしい。それを導くのが、論理の力、そう論理性なのです。

そして、二つ目は 気持ちに訴える 情緒性 が必要となるのです。 客観的な論理性に対して思いっきり主観に基づく感性で、花を見た時に「この花、とても綺麗ね」と感じ、笑顔になったり 直観的に働く この花が好きという気持ちというものを言います。そしてそれが、判断や決断のベースを作っていくのです。好きか嫌いか、買うか買わないか、行くか行かないか。人間は常に迷いながら生きている。そういう中で、何を選択の基準にしているかというと、案外イメージや「感じ」である。皮膚感覚の作用と言ってもいいと思えます。そう、それが情緒性なのです。

そして議論に必要な要素の三つ目が、具体性や実現性なのです。誰がどういう方法で、いつまでに、どこまで進めるのか?それらを、はっきりとした手順と目標となる数値で示せなければ具体的とは言えません。 したがって 論理性、情緒性、実現性、この三つが出揃ってこそ 相手の心の的を射ることができるのではないのかと思えてくるのです。…とこのようなお話でしたが、しっかりと心の的を射ることができるよう、論理性、情緒性、実現性という心のワクチンを用意して心にしっかりとワクチンを打ち、コロナウィルス撃退と同時に我々の今後の人生に備えてまいりましょう。



Posted by 内田建設 at 09:09│Comments(0)
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