› 内田建設のBlog › ◆ 会社が人間修業の道場 ◆

2021年09月28日

◆ 会社が人間修業の道場 ◆

㈱内田建設 朝礼 令和3年9月27日(月) 

     テーマ 働き方改革の中で原点に立ち返る

◆  仕事観の確立が人を育てる  ◆

 おはようございます。今後、当社が将来に向け真の優良企業を目指すためにはどうすればよいのかと考え 様々な書籍等を読んで研究してみていると、東京の文京区にある社員教育のアイウィル社という社名が目に入ってきました。
正式な社名は株式会社アイウィルという会社でありまして、次のようなキャッチフレーズが書かれておりました。
当社(アイウィル) の研修は、これからの習慣を変える。考え方を伸ばす。意識を高めるのだと書いてあり組織を正しく機能させながらもハラスメント等の防止をしていくための教科書のようなものだと思っていただいてよいと思う。      そして、アイウィル代表である染谷和巳さんの書かれた『会社は人間修業の道場』というのが目に飛び込んできたので、一読してみては、なるほどと思いながら、これを聞いて当社の社員である みなさんはどのように感じられるのかな? ……。と思い ここに紹介してみたいと思います。
私は「会社は人間修業の道場」という言葉を使ってきた。修業の場だと思えば、多少のことは辛抱できる。いまは泣きたいこと、怨みたいことがあったとしても、それを修業と捉えて乗り越えた時、自分が一回りも二回りも大きく成長していることを知るだろう。私自身、これまでの人生の中でそのような体験を何度も味わってきた。そのように考えると、会社と自分との関係を単なる雇用関係と割り切るのは、あまりにもったいないし、残念な仕事観である。などと書かれており、
それに続き、社員の皆さんは こんなことを考えたことがあるのだろうか?
会社では誰かが売り上げを上げて、その中から社員に給料を払う。あなたの給料が額面で30万円だとしよう。その場合、会社があなたのために負担しているのは30万円だけだろうか?…。と書かれており、少し思いを巡らせてみれば分かると思うが、社会保険料や厚生年金の半分は会社が負担しているのです。
この他にも事務所の家賃、光熱費、水道代、コピー紙、印刷代等、事務用品費…ざっと計算すると 給料の3倍である約90万円のお金が掛かっていることを知らなくてはいけない。と書かれておりまして 自分の給料を捻出するのには、一体どれくらい売り上げを上げなくてはいけないのか そのことを真剣に考えてほしい。そうすれば「給料が安い」「仕事がきつい」という不平ばかりを言ってはいられないはずだ。反対に、働かせていただけることへの感謝の心が生まれてくるのではないだろうか。 間違っても、近年の風潮のように会社 イコール悪(ブラック企業)などと言う発想には至らないだろう。と書かれており、毎月決まった日に決まった金額の給料がもらえる。これを当たり前と思うのもまた、明らかな幻想である。その幻想から目が覚める時は何らかの理由がありパタッと給料が入らなくなった時だ。会社が倒産してしまった時、クビになる時、自己都合で会社を辞めた時、そのいずれかである。……などと書かれておりましたが、会社員が嫌になり 会社を辞めて軽い気持ちで 居酒屋などを開いても 会社員時代の感覚は全く通用しないことをその時になってから、すぐに思い知ることになるのだと思います。
 毎年、当社が忙しくなる 繁忙期に助勤に来てくれる佐藤哲司さんという方をご存じだと思いますが、佐藤さんは 実家が農業でありましたので 父親がお亡くなりなられたということと、ご自分が長男だということとが重なったので、農業をやるために 今までいた会社を退職し農業を継ぐということになったのだそうです。
したがいまして 農業を始めるにあたり古くなった農業機械を新しくしようと農協に150万円という額の融資の申込をしたところ、あっさりと融資を断られてしまい驚いたのだそうです。
サラリーマン時代には、考えもしなかったことですが 自分が独立して職業を変えた瞬間から、農協の融資や銀行の融資からの冷酷な仕打ちにあったのだと言われておりました。それは、鉛筆一本からコピー代、燃料費、人を頼めば人件費などの費用が全て自分の財布から出ていくことに気が付いたのだそうです。
本日のお話しに出てきております 染谷和巳さんの お話によりますと、軽い気持ちで独立しても成功する確率は100人のうち 2~3人だと書かれており、国家資格や 特別な資格を持つ人でも1人で開業して安定した収入を得ることは、本当に難しいことだと述べられております。だとしたら、生活できる給料が保証されている今のこの環境に感謝して精一杯 仕事に打ち込むほうが、よほど賢明なことである。と言っておられます。
 このことは、私が先週 月曜日の朝礼で申し上げました『幸せを追う不幸』と重なりあってまいりませんか? そうです、今現在 不幸の無いことが、何よりの幸せであることに気付いて下さい。ということなのです。先週の朝礼でも申し上げましたが、あたりまえのことが、あたりまえである。ということに感謝し、今ある幸せを大切にできるよう 一歩、一歩と明日に向かって歩を進めてまいりますことが、とても大事なこととなってまいるのです。勿論、毎日一人ひとりが会社のために働いてくれる皆さんのことですので、会社も皆さん一人ひとりのためのバックアップをして今ある幸せを継続し、また未来に向け互恵協力体制の中でさらにステップアップ出来るよう 一緒に頑張ってまいりたいと考えております。



Posted by 内田建設 at 11:25│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
◆ 会社が人間修業の道場 ◆
    コメント(0)