内田建設のＢｌｏｇ

㈱内田建設　朝礼　令和3年10月4日（月）

　　　　　　テーマ　これからの働き方改革

◆　世の中の変化に対応を　　◆

　おはようございます。毎月、ニッセイ（日本生命）のおばちゃんが 定期的に持ってきてくれる経営情報誌を大切に読ませていただいておりますが 今回は「 中小企業の働き方改革の今、そしてこれから 」 について 株式会社 ワークライフバランス 社長の小室叔恵さんという方が、今後 未来への架け橋として執筆されておりました。 その内容等については、企業が勝ち残るための最優先課題として経営者は「働き方改革をやる」とブレることなく、繰り返し発信することが大事であると書かれておりました。さらに、これからの仕事における最大の成長阻害要因の中に労働人口が減少していく「人口オーナス期」という時代の変化について経営者が成し遂げなければならない必要性が書かれておりました。

1960～1990年代前半の日本は労働力人口も多く、それが高度経済成長を支えてくることが出来ました。文字通りこれが、「人口ボーナス期」でありました。
現在の経営層の多くはこの時期に成功体験を積んだ人が多いので、この当時の考え方にて意思決定をしてしまいがちですが、今は 当時と違い労働人口が 減っていくという『 人口オーナス期 』なのです。支えられる側が支える側より多くなり、人口構造そのものが社会経済の重荷になるという時期に入ってきております。
そして、今は仕事の内容も 今迄より、とても複雑になってきているのです。　
これからは、売り上げを伸ばしながらコンプライアンスを守り持続可能な開発目標を守っていかなければなりません。従業員の皆様にも 高いスキル、集中力、倫理観を持って働いてもらう必要が生じてまいります。したがいまして経営者にとっては更に難しいハンドリングが求められるという時代になってきました。
当社におきましても 毎週木曜日に工程会議が行われておりますが、2年程前までは紙ベースで監督さんに配布をし 現場での進捗状況と問題点についての課題をあげてもらう発表が行われておりましたが、現在ではスラックを使って各現場での映像の見える化というものが行われるようになり、当たり前のように現場の作業員からでも画像が送られてくるようになりました。
その結果 それぞれの現場の映像を見ることによって進捗状況と問題点に対する対策を工程会議に参加されている皆さんが簡単にイメージ出来て各担当者の説明がとても分かりやすくなってまいりました。
新しいものに挑戦していくことは大変だとは思いますが、これからは生き残りをかけて「働き方改革」というものをやっていかなければ、社会に対して対応が出来ていけなくなってまいります。
私は、長年 野球というスポーツをやってきたのでよく野球に例えてお話をしますが、試合に勝つためには「勝つため」の練習をするしかないのです。　
それには、監督やコーチ陣が選手に勝つためには何が必要かという必要性を徹底的に解くことです。そして、選手たちも頭でそのことが理解出来たら今度は自分たちのやっていることは間違っていないということを信じて、体に沁み込ませるように厳しい練習あるのみということなのですね。 これと同じことを、会社の中でやっていけばよいという訳なのですが、先程 申し上げましたように人材不足である今 現在では、監督、コーチ陣といわれる経営者側が将来に向け『 勝つため 』の考えをブレずに伝えきること、また 繰り返し発信するということの根気が大事になってまいります。
社員の皆さんも、選手の気持ちになり これから自分たちの会社でありチームの将来に向け、会社側へ対しての要望があれば、またそれが自分たちのチームが勝つため、本当に必要な要望であれば、申し出ていただき会社側も迅速にアクションを起こし、社員のモチベーションを上げていきながら、一緒に力を合わせてのチームづくりをして勝ち抜いていける会社にしていきたいものですね。
かつては、エースで4番という屈強なプレーヤー一人が頑張り勝っていくというワンマンチーム的な会社が主流でしたが、これからは一人ひとりが会社のために、また 会社も一人のために 互恵協力体制の中で勝つための戦略という本来の組織づくり（チームワーク）が求められてまいります。　そこに、打球が飛んだら捕球する人、声をかける人カバーに回る人と それぞれの人がそれぞれの役割を持って、会社と自分の将来の方向性を見据えて、コロナ後に加速してやってくる世の中の変化に対応していくのです。
このことは、何がなんでも絶対にやりきるという強い気持ちを先づ 会社側が持つことが最も大事なこととなってまいります。そのうえで、皆が考えしっかりと対応出来れば 決して悪いだけの未来ではないはずだと私は、信じておりますのでどうか、これから迎える人口オーナス期を力を合わせ共に戦っていただき 自分達の会社を未来の優良企業としてまいりましょう。