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2022年05月09日

◆ おかげさまの心を ◆

㈱内田建設 朝礼 令和4年5月9日 (月)

      テーマ  人生論の確立と仕事

◆ 心が変われば人生が変わる ◆

『おかげさまで』という言葉がある。これは他の人から助けや援助を受けた時に、感謝の気持ちを伝える場合に使われる言葉で、直接的に特定の誰かに伝えるのではなく、普段から自分の周りにいる人に「 皆様のおかげで物事が上手くいきました 」というように 感謝の心を表す目に見えない神様や仏様などの助けや加護に対する意味も含め、「 さま 」をつけた感謝の言葉が『おかげさま』という言葉なのです。
 このおかげさまという言葉ですが、以前に当社の朝礼で仏教の寓話のお話を顔に例え、口が鼻に文句を言い、鼻が目に文句を言い、目が眉毛に文句を言うと眉毛は皆様それぞれが、かげになって役割を果たして下さっているおかげ、そうおかげさまで私は、このようにしていられます。という話をしたことがありましたが、今回は 寓話ではなく 野球人としてまた、指導者としても日本中に名声を轟かせた野村克也氏の野村ノートの中に書かれていたものを引用させていただきお話をしてみたいと思います。野村克也さんの書かれた野村ノートの中には
『おかげさまで』夏がくると冬がいいという。太ると痩せたいという。痩せると太りたいという。忙しいと閑になりたいという。閑になると忙しいほうがいいという。自分に都合のいい人は善い人だと誉め、自分に都合が悪くなると悪い人だと貶す。借りた傘も雨があがれば邪魔になる。金を持てば古びた女房が邪魔になる。世帯を持てば親さえも邪魔になる。 衣食住は昔に比べりゃ天国だが、上を見て不平不満に明け暮れ、隣を見て愚痴ばかり。どうして自分を見つめないか、静かに考えてみるがいい。いったい自分とは何なのか。……親のおかげ、先生のおかげ、世間様のおかげの塊が自分ではないのか。つまらぬ自我妄執を捨てて、得意勝手を慎んだら世の中はきっと明るくなるだろう。俺が おれが を捨てておかげさまで おかげさまでと暮らしたい と書かれておりました。
これが野村ノートの中に書かれており 監督として、これまで23年の間 選手の育成に関わってきた中で、今の選手にもっとも欠けているものは何かと考えた時に気づいた答えなのだ そうです。ここまで私の話していた話の本質を一言
で言うと何だか分かりますか? そう、それは『感謝の心』にほかならないのです。
言うのは簡単ですが、この感謝の心を持たないという人は 常に満たされた気持ちになれないという人なのですから、つまらない人生しか送れない人となってしまうのです。
本来、仕事というものは当たり前の事を 当たり前にやる という事に尽きますが、心を変えて 人生を変えていくためには、『 心が変われば人生が変わる 』という明確な 意識改革となる言葉を知らなければなりません。私の読んだ野村ノートにも野村克也さんが 選手を教育していく過程で とても 心を打たれたという言葉に出会えたというので 申し上げたいと思います。
心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。と野村克也さんは このように言っておりますが野球を職業とした所で生涯、野球だけで食っていける人間はほんの一握りしかないがゆえ、今から野球を終え一般社会に出た時のためにと思い、選手たちには野球を通して人生論が確立できるお話をして下さっておりますが、すべては『 感謝の心 』というものを学び、俺が、おれがの が(我)を捨てて、おかげ おかげの げ(下)で暮らしたいものです。
この後、コロナ終息後とともにやってまいります弱肉強食が加速する未来を展望した時、未来に向けての意識改革に取り組んでいる会社とそうでない会社とでは大きな差がでてまいります。勿論、当社として 組織も人もより良く変わっていくために、本日のおかげさまに纏わるような取組を基本として それぞれの人が、それぞれの行動を見つめなおして 努力してまいりましょう。



Posted by 内田建設 at 06:36│Comments(0)
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