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2022年08月08日

◆ 働けることへの感謝 ◆

㈱内田建設 終礼   令和4年8月8日(月)

       テーマ  働けることへの感謝

 本日は、従業員の7割が障害者という日本理化学工業というチョークを作っている会社のお話をしたいと思います。この会社の障害者採用は60年ほど前にさかのぼるそうです。60年前に養護学校の先生がこの会社を訪ねてきました。 障害のある2人の女子生徒を卒業後に社員として雇って欲しいという御願いでした。
社長は悩みました。障害者を雇う余裕などなく、悩みに悩んで、お断りをしたのでした。 ところが、先生は何度も何度も御願いに来ました。そして、最後に
『就職することが無理ならば、せめて あの子たちに働く体験だけでもさせてあげてくれませんか。 そうでないと、この子たちは働く喜び、働く幸せを知らないまま施設で死ぬまで暮らすことになります。 彼らは、私達 健常者より平均的に寿命が短いん です。』  頭を地面にこするようにして御願いしました。
社長は先生の熱意に動かされ、1週間だけ、就業体験をさせてあげることにしました。 就業体験の1週間が終わる前日のことです。10数名の社員が社長のところにやってきて、どうか、あの二人を正社員として迎えてほしい。
そうやって懇願したのでした。それは2人の勤務態度に心を打たれたからでした。
2人は毎日、会社が始まる1時間前には玄関に来て会社が開くのを待っていました。 10時の休み時間、昼休み、3時の休み時間にも手を休めず黙々とラベル貼りの仕事に没頭していたのです。
毎日、背中を叩いて 『今日はもう終わりだよ』と声を掛けるまで、一心不乱に、とても幸せそうな顔をして、一生懸命に仕事をしていたのです。
社長はこの2人を採用することにしました。これが、この会社で障害者を採用するきっかけだったそうです。
きっと2人は、誰にも社員にしてほしいとは頼まなかったと思います。自分に与えられたことを本当に真剣にやったことで周囲の方を動かすことが出来たのだと思います。
仕事は何のためにするのかを 考えさせられます。仕事というのは生活のために必要なものですが、楽しくなかったら大切な人生の多くの時間を無駄にするということになります。
働けることへの感謝という気持ちがあれば、どんな仕事でも楽しくなるのではないのでしょうか。 今一度、本日の終わりにお風呂に入る時、自分で自分の体に自問自答してみて下さい。お前今日は頑張ったなあ…と。自分で自分の体をほめてあげてください。そういう日が一日でも多くなれば充実した日が送れるのです。反対に、おまえ今日はサボってしまったな。よし、明日からは働けることへの感謝の気持ちを持って前へ進んでいきましょう。みんな親からいただいた健康な体に感謝をして、また明日から頑張って下さい。



Posted by 内田建設 at 18:18│Comments(0)
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