› 内田建設のBlog › 2023年12月

  

2023年12月04日

◆ 喜びの三段階 ◆

(株)内田建設 朝礼 令和5年12月4日(月)

      テーマ  喜ばれる喜びを育てよう

◆  喜びの三段階  ◆

みなさんおはようございます。先日、12月1日の忘年会はおつかれさまでした。 コロナ禍の影響もあり、ここ暫く社内旅行や忘年会など飲食をともにする行事等が出来ませんでしたので、3年ぶりの忘年会となり社員の皆様にとっては何か、懐かしいという気持ちさえ感じとったことかもしれません。 また、その間に入社していただいた 新入社員の方々にも、同じ釜の飯を食うという意味でとても よい体験が出来たのではと思っております。
さて、本日の朝礼でのお話は『喜ばれる喜びを育てよう』というテーマ喜びの三段階についてお話をしたいと思います。

このお話は、コロナ禍前に松下政経塾第一期生の林英臣さんから人間力を磨くヒントとして拝聴したものですが、私の心にストンと腑に落ちるものがありましたのでお話をしてみたいと思います。
以前、朝礼の中でお話をしたことがあるかもしれませんが、聞いたことのある人も復讐をするという気持ちで聞いて下さい。
喜びの三段階の第一段階は、「してもらう喜び」です。生まれたばかりの赤ちゃんは、自分では何も出来ません。母親からおっぱいを 飲ませてもらったり、オムツを換えてもらったり、すべてが してもらうことばかりの喜びです。
次にくるのが、第二段階の「できる喜び」です。這い這いすることが出来る。おもちゃを手に持つことが出来る。何かにつかまっての つかまり立ちが出来る、というように、何かが出来るようになるという「できる喜び」と進歩してまいります。
そして、第三段階が「喜ばれる喜び」という訳でして、目の前にある 玩具を子供が母親に渡すと母親は、「ありがとう」と言って笑顔で受け取るのです。
また、その玩具を今度は、「お爺ちゃんの所に持って行って」と頼むと、お爺ちゃんのところに運び、お爺ちゃんにも、母親にも喜ばれるので自分まで嬉しくなり、相手のためにすることが自分の喜びとなる。 という「喜ばれる喜び」を体験していくのです。この三段階目の喜びは、実は人間にしかないというのです。
勿論、餌付け等をされたりして動物にも多少は出来てくるかもしれませんが、人間とは比べものにはなりません。本来ですと人間は人を思いやるためにこの三段階が健全に育っていかなければならないのに、最近では節度を越えた権利の主張が大きくなり「してもらう喜び」ばかりになってきております。
最近の社会によくありがちな 勉強のできる子が 認められるという傾向は、分かりますが、勉強のできる子のみが認められる教育では歪んだ社会を導いてしまうので、やはり 個人主義的なできる喜びから、本来の人を思いやるための『 喜びの三段階 』をしっかりと、理解して 社内や家庭内だけでなくいつでも、どこでも 皆さんが 喜ばれる喜びを発揮してまいりましょう。
  

Posted by 内田建設 at 09:23Comments(0)