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2018年08月21日

◆ 神経は相手とつながらない ◆

㈱内田建設 朝礼 平成30年8月21日(火)

    テーマ   人間力を高める感性

◆ 神経は相手とつながらない  ◆

 おはようございます。東林志塾 学頭である林英臣先生の書かれた人間力を磨くヒントとコツという本の中に、どうして人間は争い合うのか?というお話しがございます。 その中に 人が集まるところ、必ず対立が生じます。国家間の紛争や政党間の対立、各種団体内の派閥争いから、果ては地域における隣同士のいがみ合いなど、大小を問わずいたる所に争いが存在しています。
 そこで、なぜ人は争うのか?ということについてよく考えてみると そもそも人間は、自己中心的になるように作られているのではないか と書かれておりました。それは、構造として神経が他人とつながっていないからであるのだとも。

 例えば、転んで痛いのは自分です。膝小僧を擦りむいた時、他人は同情して痛そうな顔をしてくれますが、だからといって痛みを和らげてはくれません。
お腹が減ってひもじいのも自分です。誰かが腹いっぱい食べたとしてもそれを分けてもらうこともできません。それは、当然のことながら、神経も消化器官も他人とつながっていないからです。結局、神経は自分止まりということです。

そこで、神経は自分止まりだから、自己中心になっていくように思われがちですが、人間という生き物を、もっともっと学んでみると身体にも神経があるように、心にも神経があることに気付くことが出来るのです。
何ヵ月か前に、皆さんに話した内容に史記の中から「士は己を知る者の為に死す」というのが、ございました。この人のためなら と思わせる魅力 人間力というのは目には見えませんが、これが『心の神経』なのだと思います。

これは、感、即、動 そう、『感動』することによって導かれていくのです。
「心にも神経」があることに気付けば、心が広がり、「怒り」公憤に、「妬み」は自己成長に、「我欲」は大欲にと高めて人間力を高めていけるのではと考えられます。 
転んで痛いのは自分でなく、他人であったとしても 体の痛みは変わってあげることが出来ないが、痛くて 痛くて とても辛いんだ という『この辛い気持ち』だけは、重ね合わせる ことによって他人のために涙することができる。ということになるのです。この人のためなら という気持ちいわゆる「心の神経」が働き、一人ひとりがみんなのために、みんなが一人のために というチーム作りというか組織づくりに発展していけるのでは、ないのかと思う。そうして人間力を少しずつ磨いていき人間力を高め、お互い感性を磨いていこうではありませんか? 本日の朝礼は人間力を磨くための「心の神経について」お話しでした。



Posted by 内田建設 at 06:12│Comments(0)
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