› 内田建設のBlog › ◆ 本多重次の一言集約 ◆

2019年07月17日

◆ 本多重次の一言集約 ◆

㈱内田建設 朝礼 令和 元年7月17日(水)

      テーマ   戦国名将の言葉

        ◆  一筆啓上火の用心  ◆

 おはようございます。よく私がみなさんの前でお話しているのに、一言集約という言葉がございます。これは、要点をどれだけ掴んでお話しが出来るかということと、本当にそのことが 理解出来ているの? という中で それ一言で言ったら何?ってことをいかに短く話すことができるのかという意味で申し上げてきました。
 そのような中で、いつも例え話として申し上げてきましたのが、徳川家康の家臣であった本多重次のお話しでございます。話というより本多重次が家族に宛てた手紙なのですが、『 一筆啓上火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ 』という短文であります。
 意味を申し上げるまでもなく、戦場から 家族に宛てた手紙の中で何よりも、一筆啓上ということで 送り主の妻を敬う気持ちをあらわし、火の用心が火の始末には気をつけろ、お仙泣かすなは、長男の仙千代を大切にしろ、馬肥やせは戦国時代は馬が貴重で大切なものであったこともあり、大事なものは大切にしてくれ。という意味が込められておりまして、一言集約のお手本のような短文ではないのかと思われます。
 そんな、重次でありますので部下に対しては「 必要なことは、すべて、メモ一枚ですませろ。」と言い続けていたようです。そして、ある時 重次の部下が住民に対して掟を高札に書いて立てたのですが、いっこうに掟が守られなかったといいます。
部下は、重次に何で守られないのでしょうか?と訊いたそうです。そこで、重次は部下に高札をもってこさせ、部下に向かってこんなに難しい漢字ばかり並べているから、人々が読めないのだ 読めなくては肝腎の掟も守れないのは当たりまえではないか、全部ひらがなにしろ と命じたそうです。そして、最後に
『このおきてをまもらないと、おれがおこるぞ。ほんだしげつぐ』と書いたそうです。以後、掟はキチンと守られるようになったのだと言われておりますが、能率よく仕事をするには、いかに相手に簡潔でわかりやすく伝えられるのかということを、本多重次の 一言集約から学べたことに 感謝出来ました。



Posted by 内田建設 at 08:16│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
◆ 本多重次の一言集約 ◆
    コメント(0)