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2019年09月10日

◆ 良好な人間関係とは ◆

㈱内田建設 朝礼 令和 元年9月10日(火)

     テーマ  よりよい人間関係をつくる

◆  忘れるべきこと、忘れてならぬこと  ◆

おはようございます。本日は、中国 明の時代に洪自誠の書かれた『菜根譚』という本に書かれている中から抜粋したお話しをいたします。

『 我、人に功あるも思う べからず、而して過ちはすなわち思わざる べからず。
人、我に恩あらば 忘れるべからず、而して怨みはすなわち 忘れざるべからず。』

と あります。意味を申しあげますと これは、自分が与えた恩は忘れよ。
犯した過ちは忘れるな。受けた恩は忘れるな。受けた怨みは忘れ去れ。という一見平凡な人生訓なのですが、これがなかなか むずかしいものなのです。
誰しも、自分が何らかの犠牲を払い、負担を受けたときには、たとえ自発的にしたことでも 有形無形の“お返し”を期待せずにはいられないものです。
わかりやすく言うと、お歳暮、お中元の贈り物にしても上司や、得意先に贈るときは、何らかの効きめを期待してしまうということも、心のどこかにあるのかもしれません。
よく、最近では近ごろの若い人は世話をしてあげたのに報告ひとつしてこないと 腹を立てている大人がいる というお話を聞きますが、これも精神的なお返しへの期待を裏切られたくやしさの表れなのでしょう。
反面、受けた恩を返すことは ついつい忘れてしまい、受けた怨みは忘れることができないというのが人情の常のようです。
このようなことも、ちょっと反省してみれば分かることなのですが自分なども若い時に 世話になった方々にずいぶん不義理をしてしまっているかもしれません。
それだけに、こういったことを考えてみますと、万事につけて義理堅く世話になった挨拶を欠かさぬ人は、今の世では稀少価値があり、信用され、可愛がられて大いに得をするということもあるのではないのでしょうか。
また、忘れるべきこと、忘れてはならぬことを、ふだんの生活で実行できた時にはじめて 周りの人と よりよい人間関係をつくることができるのです。



Posted by 内田建設 at 06:31│Comments(0)
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