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2020年04月01日

◆ どちらも本当 ◆

㈱内田建設 朝礼  令和 2年 4月 1日(水)

         テーマ  野村の悟りに学ぶ

◆ 人の悪口を言わない人間は信用できない  ◆

 おはようございます。 私は、時々ニューヨークヤンキースにいた元 読売巨人軍の松井秀喜さんのお話をする時がございます。
その時にお話する内容は、決まっておてんとうさま理論というお話だと思います。そこで、お話をさせていただきますおてんとうさまの理論とは、誰も見ていなくても おてんとうさま だけは 見ているのだから、悪いことはできないでしょ。やっては、いけないということは、やらない方がいいに決まっているでしょ。というものです。

そのような中で、過去にNHKの特番を見た時ですが、松井選手のインタビューで、あるアナウンサーがした松井選手って人の悪口を言わないって聞いたけど本当ですか?という質問に対して、『はい』と答える松井選手を見たのです。その時、過去小学校5年生の頃、友達の悪口を言っていた時に、父親からひどく叱られたことがあったというのでした。それからは、良いことも悪いこともすべて責任は自分にあるのだと思い、人の悪口は言わないと心に誓ったそうです。 人の悪口も言わないのだから、他人のせいにしないということで、言い訳もしないようになったそうなのです。
そのような素晴らしい野球人が、松井秀喜であることを、今までに私は朝礼で何度もお話をしてまいりました。

しかしながら、このお話に待ったをかけているような 正反対のお話をしておりましたのが ID野球の野村克也監督です。 
そして、そのお話というのは 野村克也監督の言っている 『 人の悪口を言わないような人間を私は信用できない 』という考えをもっているというお話しです。
悪口というのは、自分なりの視点や考えをしっかりと持っているから出るのであり また、それはその発言者の本心であることが多いからである。といっております。 つまり、自分の考え持ち、本心を語る人なのだから信用できる人だということなのです。
本来 人の悪口とは、否定的なものだが、野村監督に言わせれば、本音を話すということでは、その人間の信用度を諮るバロメーターとして使っているのだと申しております。

 いずれにしても野村監督は、全体を観る全体観を持ちながらも
あえて 部分観についても触れまして、客観的な目を持ちながらも、あえて 主観的に捉え 人間臭く生きて人を好き嫌いの印象で、最も現実的なお話をしています。
天才肌の松井秀喜が、世の中の理想像と するならば、知の蓄積が生んだ 努力肌の野村克也さんは、現実的にみると、人の悪口を言わないのだから、本音を語ることのない 信用がおけない人と捉えているのかもしれませんね。
そこで、じゃあ社長は松井の言っていること と野村さんの言っていることって どちらが本当なの? と聞かれるかもしれませんが、実は、どちらも本当なのです。 人間は、生きている中で刻、一刻と時間が過ぎていきますが、全く同じ条件の場面はありません。
常に変化している中で、すべての現実に対応していくことだとすれば松井秀喜さんの言っていることも、野村克也さんの言っていることも実は、どちらも本当のことなのです。



Posted by 内田建設 at 09:15│Comments(0)
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