› 内田建設のBlog › 社長の話 › 中村天風のお話

2017年11月14日

中村天風のお話

㈱内田建設 朝礼  平成28年2月4日(木)


       ◆   天風式クンバハカ法   ◆


おはようございます。私が、いつもお話する中に陽明学の大家、日本の歴代総理大臣の指南役である安岡正篤という人がおりますが、その安岡正篤先生と同じ時代に生きた中村三郎(天風)という大人物がおられます。

中村天風という人は、1876年に東京で生まれ日露戦争の軍事探偵として活躍する訳ですが、当時、死病といわれた肺結核を発病したことから人生について深く考え真理を求めて欧米を遍歴。有名な学者や識者を訪ねるが、答えを見つけられずに帰国する途中、インドのヨガ聖者のカリアッパ師と出会い そのまま彼の弟子となり、ヨガ哲学の指導を受け ヨガの修行を行っているうち病を克服してしまい、帰国後「心身統一法」を説き多くの著名人から支持をされた人として有名な人です。

そんな、中村天風先生が言っている哲人の教え〃元気と勇気〃がわいてくる言葉の中から今日は、『天風式クンバハカ法』についてお話をしてみたいと思います。
腹が立つこと、心配なこと、恐ろしいこと、何かにつけて感情、感覚の刺激衝動を心に感じたら、すぐに肛門を締めるのがいいと言っております。
「すぐ、肛門を締めちまう。そして、おなかに力を込めると同時に、肩を落としちまうんだ。」この三か所がそうした状態にされたときに、初めて感情や刺激衝動が、心には感じても神経系統に影響を与えないという、いわゆる影響を減ずる効果があると言ってます。これが〃天風式クンバハカ法〃ということです。

そして、中村天風先生は、消極的な言葉は使わないこと。否定的な言葉は口から出さないこと。といってます。悲観的な言葉なんか、断然もう自分の中にはないんだと考えるぐらい 厳格さをもっていなければならないのだと教えております。「まいった」「へこたれた」「助けてくれ」「困っちゃった」なんていう言葉はもう本日から使わないよう中村天風先生から学ばなければ、ほんとうの心の力は備わってこないようです。
㈱内田建設 朝礼 平成28年2月3日(水)

◆  節分はなぜ、豆まきをするのか?  ◆

おはようございます。 今日は、2月3日みなさんご存じの節分の日ですね。ところで、みなさんは「節分って何ですか?」って聞かれたら、「何と答えますか?」子供たちに聞いてみると〃豆まき〃をする日のことって話をします。
では、「なぜ豆まきをするの?」って聞いていくと、何で だろうって思いませんか? それでは、本日は節分について少しお話をしてみたいと思います。
まず、はじめに、節分とは、2月3日です。意味は文字通り「季節を分ける」という意味が含まれています。言いかえれば「季節の変わり目」という意味になります。
ですから、本当は春、夏、秋、冬どの季節にも節分はあるのです。 では、どうして2月3日なのでしょうか?  また、どうして節分は年一度しかやってないのでしょうか? 季節の分かれ目とは、立春、立夏、立秋、立冬の事です。
その前日が、節分と呼ばれているのですが、季節は「春、夏、秋、冬」と書くように一年の始まりは「春」になります。その始まりが、立春です。
結果、立春の前日、2月3日が節分として、メジャーになったのです。
一年の最初、お正月に送る年賀状にも「新春」とか「迎春」とか書くように一年のうち、最も大事なのが、最初に来る「春」なのです。その春が始る前日、新しい一年が始まる前日に「これから始まる、新しい一年が、不幸や災いが無い一年でありますように」との願いを込めて、一年に一度 節分をこの時期に行うのです。
今でも、大晦日に大掃除を行うように、旧年中の埃や汚れ、言い方を変えれば邪気など悪いものをなくし、綺麗な体で、新しい年を迎えるという意味で、掃除とは、少しことなりますが、節分には豆をまいて鬼を退治するということになっているのです。 これにも、意味がございまして、昔 京都に鬼が出て、みんなを困らせておりました。その時に神様からのお告げで、豆を鬼の目に投げて退治したというお話から、(2月3日節分)に豆まきをやるようになったと言い伝えられております。そして、『魔(ま)を滅(め)っする』という言葉から、その年が無病息災で過ごせるようにと豆を蒔くようになりました。もっとわかりやすく言えば旧暦昔のカレンダーでは、2月3日が大晦日でした。大晦日だから、新しい一年が楽しく過ごせるように豆を蒔いて鬼を家の中へ入れないようにしようねという事で、2月3日(節分)本日は豆まきとなったのです。
㈱内田建設 朝礼 平成28年2月5日(金)
     テーマ   中村天風のほんとうの心の力
   ◆  寝床で考えない  ◆
おはようございます。昨日にお話しました中村天風先生の〃本当の心の力〃という本を読んでいて なるほどな と思った事がありましたので、紹介してみたいと思います。

 今夜から 寝がけに、必ず、寝床の中に入ったら 最後、昼間の出来事と心を関係づけさせない努力をするんだ。人間、生きている間、自分がいくら朗らかに生きようとしたって、はたから来る波や風は、これはもう防ぐことが出来ない。そこが、人生だ。
けれども、いったん寝床へ入ったら最後、どんなつらいこと、悲しいこと、腹の立つことがあったにせよ、明日の朝、起きてから考えることを一緒にしたら寝られなくなっちまうぜ。どんなに頭のいい奴だって、一度に二つのことを思いも出来なければ、行うことも出来ない。たった一つのことしかできないはずだ。
寝るなら寝なさいよ。寝床に何しに行くんだ。考えに行くんじゃなかろうが。
あそこは考え事は、無用のところだ。一日中、昼の間に消耗したところのエネルギーを、一夜の睡眠、夢ゆたけく眠ったときに、また蘇る、盛り返る力をうけるところだ。
 寝ている間、あなた方の命を守ってくれている大宇宙は、ただ守ってくれているばかりではなく、疲れた体に、蘇る力を与えてくれている。昔から言うだろう。「寝る子は育つ。よく寝る病人は治る。」その力を受けようとする前に、眉間に皺をよせて恨んだり、嫉んだり、泣いたりするなんて、罰当たりなことはしないようにするんだ、今夜から。
これは、中村天風先生自身の言った言葉をそのままのせたものですが、医師から治らないと言われ、見放された重い肺結核という病を、インドのヨガの里にまで踏み入れ、一念発起して 心とからだの双方の回復をなすという離れ業を成し遂げた人の言葉であるだけに納得せざるをえませんでした。

今日ここに紹介した〃寝床で考えない〃という言葉もなかなかシンプルなものですが、まだ他にもたくさんございますので、一つひとつ紹介していきたいと思っております。


同じカテゴリー(社長の話)の記事
人材抜擢の成功
人材抜擢の成功(2017-11-14 11:05)

戦わずして勝つ
戦わずして勝つ(2017-11-14 09:17)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
中村天風のお話
    コメント(0)