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2017年11月14日

心に残る感動するお話

㈱内田建設 朝礼 平成28年2月16日(火)


◆  10歳年上の兄、心に残る感動する話  ◆

 おはようございます。いつも朝礼で少しでもみなさんのためになればと思いいろんなジャンルのお話をしているつもりですが、本日は10歳年上の兄という本当にあったお話を紹介してみたいと思います。尚、この話は、2015年4月10にインターネットに投稿されていた実話をそのまま掲載させていただいております。

 今日は兄の誕生日だ。私より10才年上の兄は、私が10才の時に両親を事故で失って以来ずっと私を育ててくれた。

 兄は私を育てるために大学をやめ、働きながら私を育ててくれた。 口癖は、「お前は俺の半分しか父さんや母さんとの思い出がないんだから」だった。
授業参観にも学校祭にも体育祭にも三者面談にも、いつも兄が来てくれた。周囲のおばさま方の中で、明らかに、兄は浮いていたが、それでもいつも兄は会社で休みをもらって学校に来てくれた。

私が、初めて作った 料理ともいえないようなものを 美味しいといって全部食べてくれた。仕事で疲れているだろうに、家に帰ってきてから私の学校での話を聞いてくれたり、宿題をみてくれたり、学校への連絡ノートも毎日かかさず書いてくれた。土日も私と遊んでくれて色々なところへ連れていってくれた。

そんな兄には自分の時間なんてなかったように思う。友達のを見てお団子ヘアにしてほしい、友達のお母さんなら やってくれたと、わがままを言ったとき慣れない手つきで一生懸命作ってくれたのに、こんなんじゃない、お母さんに会いたいと、兄をなじってしまった。兄はそれを聞いてごめんと泣き出してしまった。あの姿を思い出すたびに、兄も両親を事故で失った子供だったんだと今でも泣けそうになる。
その兄が、一年前両親と同じように事故でこの世を去った。兄が死んだ時、私は兄が両親を失った時より一才年上だった。兄はこの状態でまだ小学生の私を育ててくれたのかと思うと、それがどれだけ大変だったかと思うと涙が出る。兄は私がいたせいで、友達と遊びにも行けなかった。恋人とも、出会う暇さえ私が奪ってしまっていたんだ。
たくさん たくさん、ごめんなさい と ありがとう も言えないままだった。
「ちゃんと、幸せになれ」っていつも言ってくれたけど、兄のおかげでここまで来られた人生、恥ずかしくないよう生きられるように頑張ろうと思う。

お兄ちゃん、天国で見ていてね。今からでもお父さんお母さんに甘えているといいな。

いかがでしたか? みなさん本日のお話は……。『血は水より、濃し 』という言葉がありますが、「親、兄弟などの血縁関係をもった家族の絆は強い」というものです。まさに、今日のお話にぴったりでした。皆さんも年頭立志マンダラに書かれたように親、兄弟、家族のために一生懸命、頑張って 生きていきましょう。


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