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2018年11月07日

◆耕しながら 夢を見る◆

㈱内田建設 朝礼 平成30年11月7日(水)

◆ 鍬を持って耕しながら夢を見る人になろう ◆

 おはようございます。みなさんはウシオ電機会長の牛尾治朗さんという人をご存じでしょうか?ウシオ電機は新光源や独自の光学技術の開発により光技術を「あかり」の領域だけでなく、産業や科学技術の先端分野で「エネルギー」として幅広く利用され、数多くの「世界シェアNO.1」製品の誕生に貢献している従業員6000名近い 堂々と国際社会で模範となる東京証券取引所一部に上場されている会社なのです。
 そこの会社の会長さんが、40年ほど前になりますが ソニーの厚木工場を見学したときに工場に掲げられたスローガンを見て感動した時のお話しです。
工場にスローガンを掲げるというのは、どこでもやっていることですが、牛尾会長の目を奪い感動させたのは、そのスローガンの中身が、タイトルに掲げた「鍬を持って耕しながら夢を見る人になろう」という言葉でした。

人間は鍬を持って耕すと、ともすれば耕すことだけにとらわれがちになります。牛尾会長は、経営者というのは、耕してそこから得る収穫に一生懸命になってしまうので、耕すことだけに熱中していると やがていくら努力しても収穫が増えていかない状態に遭遇します。増えないどころか、じり貧に陥ってしまうというのです。これは、わが身を持って体験したことだといっております。
ですから、夢がなければ発展しません。耕す努力だけでなく、夢を実現する努力がないと物事は必ず行き詰まってまいります。
ところが、夢を見るとなると、今度は夢を見るということにかまけてしまいがちになるのも人間なのです。夢から夢を追いかける具合になり単なる夢想に陥ってしまう傾向にあるのです。ここまでのお話しでこのスローガンの中身の素晴らしさにお気付きになっていただけましたでしょうか。このスローガンは、「夢の見方」そのものを教えてくれていたのですね。

耕しながら、夢を見ることが大事なのです。耕す努力を続けていれば、夢はどうしても地に足がついたものとなります。そうすれば、それだけ実現の可能性も高まるというものです。 自分の人生をつくっていく中で、夢の見方として、「鍬を持って耕しながら夢を見る人になろう」という言葉を、経営者である私もそうですが、みなさん一人ひとりの心に刻んでいただきたく思います。
因みに、この言葉を調べてみますと幕末の志士であった、勝海舟、坂本龍馬、西郷隆盛たちの人間形成にも大きな影響を与えた 佐藤一斎先生が『人生を如何に生きるか』という視点で書かれた言志四緑にある言葉あり、この先も脈々と続いていく言葉でもありました。



Posted by 内田建設 at 08:39│Comments(0)
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