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2018年11月08日

◆ 春風を以て人に接する ◆

㈱内田建設 朝礼 平成30年11月 8日(木)

     テーマ   人生に刻む言葉

◆ 春風を以て人に接し、秋霜を以て自らを粛む  ◆

おはようございます。昨日は、ウシオ電機会長の歩みの中から、夢の見方のお話しをしましたが、本日は 対人関係の持ち方として幕末から 明治維新にかけて多くの志士たちが、師と仰いだ 江戸時代の儒学者である 佐藤一斎先生の『言志四緑』は、言志後録にある 対人関係の持ち方としている教えの中から『 春風を以て人に接し、秋霜を以て自ら粛む 』という言葉について学んでみたいと思います。

人間は、自分に優しく、人に厳しいものです。その反対を佐藤一斎先生が指摘しているのです。
これは、人に対するときは、春風のように穏やかで和やかな心、伸びやかで寛大な心で接し、自分に対するときは秋の霜のように鋭く烈し 厳しい心で律して自分を見つめていくのだと言っております。

 嫌な仕事でも同じことで、自分がいやな仕事でも誰かは、しなければならないと思ってそこに、前向きに 取り組んでいく、そういう時こそ、そういう仕事こそ自分の成長につながるのだと言っております。 
春風を以て人に接することができるという人は人間力が高いし「さわやかな」人だと言われる人は、こういう付き合い方ができる。

 他人に対する思いやりの気持ちを持ち春風の心で、自分には厳しく秋霜の心でという対人関係の持ち方は、その人自身の修業となり、向上させ、いい人間関係に恵まれるだけではなく、社会全体というか全人類の利益にまで発展していくのだと説いております。

これを、佐藤一斎先生は「春風の心」をもつ人に、人はなびくのだと表現されております。



Posted by 内田建設 at 08:26│Comments(0)
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