› 内田建設のBlog › ◆ 国語力を磨こう ◆

2019年04月24日

◆ 国語力を磨こう ◆

㈱内田建設 朝礼 平成31年4月24日(水)

    テーマ  間もなく令和これからのために

◆ 国語力で日本の四季を美しく表そう  ◆


 おはようございます。もうじき4月も終わり5月1日からは令和元年となりますが、私たちは、この美しい日本に生まれ、日本の教育を受けて育ってまいりましたが、昔から受け継がれてきました慣用句やことわざ、故事成語、四字熟語など、また日本人なら切り離すことのできない漢字などを再確認してみると、多くのみなさんが身に付いていないということを感じます。
 そこで、本日の朝礼から少しの間ではありますが令和に向かって、役に立つ国語力を身につけ令和を迎えていくつもりで聞いて下さい。

日本の季節には、春、夏、秋、冬という四季がございます。この美しい四季を表す美しい言葉から覚えていくこととしましょう。まず春には麗らかという美しい言葉がございます。この言葉は太陽がのどかに照っていて穏やかな様子を表し「麗らかな日和」などといって使ったりします。次に同じ春でも 花冷えという言葉もございます。これは、桜が咲くくらいの季節なのに、急に冷え込んで寒くなることを、言っておりますが、晩春の頃になってまいりますと「寒の戻り」などとも言っております。

次に夏ですが、夏の盛り、草木の緑がもっとも濃くなり見渡す限り緑に茂ってくる様子を「万緑」と表現し、夏に吹く南風や、新緑の間を通るさわやかな涼しい風のことを「薫風」、または「風薫る」などと美しい言葉をもって表現することもできるでしょう。

そして、秋になるとよく出てくる言葉に「鰯雲」がある。これは小さくて斑点が広がっているような雲で、魚の鱗のように見える説とイワシの大漁を予兆するという説があります。このほかに「秋高し」といって 秋の空が雲もなく澄みきって高く感じられる様子を表す言葉もあります。また、この秋高しという言葉は「天高し」ともよばれております。
四季の最後に「冬」が訪れるわけですが、冬型の 気圧配置になったときに、太平洋側の地域に吹く強く、冷たい風のことを「木枯らし」と呼ばれており、空気が凍てつくような夜空に浮かぶ星を「凍星」、凍てつく冬の空は「凍て空」と呼ばれております。そして、冬の厳しい寒さのことを、モスクワに遠征したフランスの皇帝 ナポレオンが、雪が原因で敗れたことに喩えて、「冬将軍」と表現しているのです。

 以上が四季を表す美しい言葉として、我が国 日本で表現され続けてきた言葉ですが、明治、大正、昭和、平成、と移りゆく中にも受け継がれてまいりましたが、これにあわせ「立春」「立夏」「立秋」「立冬」など二十四節気についても勉強しておくと、皆さんの 国語力も上がり、教養豊かな人生を送ることとなるでしょう。



Posted by 内田建設 at 09:00│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
◆ 国語力を磨こう ◆
    コメント(0)