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2022年01月24日

◆ 近い人程、難しい ◆

㈱内田建設 朝礼 令和4年1月24日(月)

       テーマ 人間関係のコツは近い人にある

◆ 心の溝を、勘、感謝、感激で埋めよう ◆

おはようございます。先週の朝礼では、最近になってから入社した人達のために当社が株式になってから設立50周年の歴史と100年続くために 伝統と革新について代々初代というお話をさせていただきましたが、今回は身近な人ほどお付き合いが難しいというお話をいたします。

人間には体と心の両方に神経があり、転んで痛いのは自分、腹が減ってひもじいのも自分という決して他人とは繋がらない体の神経と、嬉しい事があった時、楽しい事、辛い事があった時に 向き合う相手への熱心さに対する気持ち、また相手を思いやる親切さへの気持ちに感動が生まれ 他人と繋げられる心の神経というお話をここで 思い出していただければ理解が深まってまいりますが、実はその心を重ね合わせて親身になれる身近な人になれば なるほど、かえってそりが合わないということがございます。
それは、毎日のように行動を共にしているから、相手の嫌なところがよく目につくのです。そのくせ良いところは、当たり前としか思えず、いちいち感謝しようという気にならないのです。そうなると、相手はこちらの理解して欲しいことや求めていることに、なかなか気付いてもらえず、イライラが募ってまいります。

そのような意識のすれ違いは、誰にでも起こってきます。それは、その人に気を許しているからこそ大丈夫だと判断しているために起こる現象なのです。
ボケっとしていようが、ぼんやりしていようが、許される関係だと思い安心しているのです。 要するに近い間柄というのは、お互いに遠慮することなく寄りかかってしまう関係になった時に生じてくるものなのです。
しかし、この相手に対する 甘えも度を超すと問題になってまいります。もし近い関係の相手と仲違いを繰り返してばかりいるなら、それは、双方若しくは、どちらかに幼児性が抜けきれないとことが原因なのです。そして、ここに厄介な心の溝が出来てしまいます。
この心の溝を埋めるためには どうすればよいのかと人間という生き物について考えてみました。…すると『 勘、感謝、感激 』 で埋めると本日の一つ目のテーマとして掲げてある『勘』となってまいります。相手の人との正確な距離を取ることにより、感性として相手の心中を察していただくことができます。
前々から、当社の朝礼では 『 人間関係には正確な距離 』があり 近づきすぎても、離れ過ぎても、いけないという お話をしてまいりましたが、その正確な距離を掴むのが、この『勘』となるセンサーなのです。
二つ目の『感謝』については、諺にある親しき中にも礼儀ありという言葉があてはまってまいります。特に親子の場合など、親にとっての子供の存在も大きく家庭内では、『お父さんのそういう言い方が頭にくる』『お母さんのこういう対応が大嫌い』などと遠慮の欠片もなく意見してくるが、 父親も大きな目で子供を見てそっと応援をしてあげ誉める時には、『よくやった、みんな喜んだだろう。おめでとう。』と心を込めた言葉がサラッと言えれば、子供の方も気分がスッキリとし、母親や妻に対しても美味しい料理を食べたいと思ったら、まず料理を見て誉め、食べて喜び、感謝で労えば、最初は まずくとも誉めているうちに段々と美味しくなってくるのだそうです。不思議なもので料理は誉めて上手くなるという言葉があるそうです。
最後に三つ目の感激となるのですが、勘によって、相手の気持ちを察し、距離というか間合いを掴む。それを感謝の心で誠意をもって尽力を労う。という 所までやっときました。感激性は、人間の根本的性質であり本来、人間ほど感性豊かな生物はいないのだといわれております。犬や猫は、歴史を自覚することもないし、地球の裏側まで想像することもない。時間的にも空間的にも、小さく狭い範囲に生きているのみなのです。ところが、人間は過ぎ去った歴史に感動をし、遠く離れた所の出来事にまで感激できるだけの豊かな感性を持っているのです。
すなわち、感動・感激して生きられる素質を、生まれながらにして与えられている存在が人間なのです。
ですから、皆さんも早くそこに気付いていただき、たとえ嫌な事があっても、ただそれだけ、苦しいだけでは、終わらない、そこから何か前向きな喜びを見出していくという試練を成長のチャンスに変えてしまうという心の柔軟性を身につけて下さい。
嬉しいことの時だけ、喜ぶという犬や猫と違い、苦しいことや 辛いことからでもそれを乗り越える力を持つことによって喜びを発見し、感激していただくことを学んで下さい。たった一度の人生です。 縁あってこの内田建設に集った仲間なのです。人間らしく学び、人間らしく価値ある人生を生きていきましょう。



Posted by 内田建設 at 07:21│Comments(0)
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