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2017年11月14日

『三国志』徳の人劉備玄徳

㈱内田建設 朝礼 平成28年1月13日(水)


◆   『三国志』徳の人劉備玄徳に学ぶ   ◆



おはようございます。今日は、三国志に出てくる有名な言葉「三顧の礼」について話をします。『三国志』に登場する人物、魏の国の曹操は、能力主義で国をおさめ、呉の国の孫権は部下の力によって国をおさめ、蜀の国の劉備元徳は徳をもって国をおさめたといわれております。

この三国の元首の中でも徳と礼をもって国をおさめたのが、劉備玄徳という人なのです。玄徳は、すでに関羽、張飛という二人の英雄を従えていましたが戦いをする時の知恵者、指南役が必要でした。


ある日、世にもすぐれた、軍の師である諸葛孔明なる人物のいることを聞き、是非にも軍師として招こうと孔明の庵を訪れました。その時、玄徳 四十七歳、孔明は二十五歳でした。一回目はものの見事に断られます。

二回目は、初回よりも頭を低くし、礼をつくして 御願いをしたのでしたが、孔明は戦乱の巷に行く気はないと言って断ります。それでも玄徳はあきらめません。
そして、三度目。孔明の庵に玄徳は、二回目以上に謙虚に「わが軍団に」と願いでるのでした。

この玄徳の姿を見た孔明は、仮にも一国の元首が自ら庵を三度も訪れ、年下の男に頭を下げる人柄に感銘し、軍師になることを受け入れました。これが、三国志にでてくる有名な『三顧の礼』というお話です。

以降、孔明の働きにより、多くの戦いを勝利に導いた話は、三国志が物語っていますが、私たちも人を招き、ものを依頼するときは世にいう〃三顧の礼〃をもってことにあたるようにしたいものだと思います。
㈱内田建設 朝礼 平成28年1月14日(木)


テーマ  三国志、呉の国の孫権に学ぶ

 ◆  貴其所長、忘其所短  ◆


おはようございます。昨日の朝礼では、劉備玄徳の三顧の礼についてお話しましたが、本日は同じ三国志の中にでてくる呉の国の孫権の言った有名な言葉をご紹介したいと思います。
( 貴其所長、忘其所短 )…「その長たるところをたっとび、その短たるところを忘れる」と読みますが、この一遍で人生のすべてが語りつくされているといわれております。
意味を申し上げますと、相手の長所をとうとび、大切にし、認め、欠点短所は忘れてしまう。ということです。

中国の三国志の中に登場する孫権は、魏の国の曹操、蜀の国の劉備玄徳と並ぶ名君であったといわれます。
特に守りの経営に徹し経営に徹し、部下の力によりピンチを乗り越えた人物として三国志の中で、紹介されている孫権らしい言葉であったと思いますが、二千年以上経過している現代でも、十分にあてはまるような気がします。

もちろん名君の孫権には遠くおよびませんが、できるならば、人の良い所を見て、悪い所は忘れるぐらいの気持ちでやってくことが大切なのですね。


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