› 内田建設のBlog › 賢者たちの言葉

2018年03月20日

賢者たちの言葉

㈱内田建設 朝礼 平成30年3月20日(火)

    テーマ     宋(そう)名臣(めいしん)言行録(げんこうろく)より学ぶ

◆   人を見る目でおのれを見よ   ◆

 『宋名臣言行録』は、中国が宋と言われた時代に活躍した名臣の言行から学ぶ未来の国のあり方、私達の生き方を朱子とその弟子である李幼武とがまとめた中国古典の伝記集ですが、その中に書かれている内容で、人難至愚、貴人則明、難有聡明、恕己則昏。……不患不到聖賢地位。というのを読んでみますと

人、至愚なりといえども、人を責むるは明らかに、聡明ありといえども、己を恕するは昏(くら)し。なんじら ただつねに人を責むるの心をもって己を責め、己を恕するの心をもって人を恕(じょ)すれば聖賢の地位に至らざるを患えず(わずらえず)。
と范純仁が、子弟に与えた訓戒がございました。

 意味を申し上げますと「いかに愚かな人間でも、他人の行いをとがめるときには、正鵠を射るものであり、いかに聡明な人間でも、自分の行いを許すときには甘くなる。
だから、おまえたちは、人をとがめる時の目をもって己の行いをチェックし、己に寛容な目をもって人の行いを許すがよい。常々これを心がけておけば、多少なりとも聖賢の域に近づけぬものでもない」

人はだれしも、他人には厳しく自分に寛容なものだが、そのことをわれわれは、つい忘れがちである。
人を見る目でおのれを見、おのれを見る目で人を見るという。これができれば、人は相当なレベルに達しているという、よりよい人間関係をつくるために、優れたリーダーをつくるための条件をしめしたものです。

なかなか、簡単に出来るものではありませんが、人を見る目でおのれを見よだからこそ、肝に銘じていかなければならない生き方なのだと思います。



Posted by 内田建設 at 13:23│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
賢者たちの言葉
    コメント(0)